第二の法則は,傾向を満足させる自然的手段を無視して,ひたすら理性的存在者一般の自由と,この自由と幸福にあずかることとを原理的に合致させるための必然的条件とを考察する。したがって,この法則は,少なくとも,純粋理性の理念のみを基礎とするものであるから,先天的に認識されうるはずである