真の神は〔人間の〕自己が自分とまったく無縁だと感じるようなものの創造者であるはずがないから、自然はその低劣な製作者を顕わしているにすぎない。それは至高の神よりはるかに下位の権力であり、人間でさえ、神と同族であるみずからの霊の高みから、これを見下すことができる。神的なもののこの画にはもはや行動する力しか残されておらず、この行動も盲目的で、そこには知識も善意もない。こうしてデミウルゴスは無知と情念から世界を作ったのである