永劫回帰の肯定は、あらゆる既知の価値の消滅であるとともに、未知なる価値の創造でもある。それは、あらゆる既知の価値を殲滅する。なぜならそれは、一連の流れに区切りを入れる、あるいは始まりと終わりを区別する「無という結末」すら必要とすることなく、絶対的かつ永劫的な分別の不在を断言するものだからである