唯一静止画像ではなく、“ムーヴィー”として挿入されたほんの何秒かのシーンがベッドでシーツにくるまった彼女の顔のアップであることは、彼女とともに生きたそんな時こそが、彼にとっては世界のリアリティと生のアクチュアリティを備えた瞬間であったことを示している