今は過去となったお前の以前の生活がお前にとって喜ばしいものであったとすれば、又お前の幸福がいわば穴のあいた器の中へでもかき集めたもののように流れ抜けてしまって、満足を得ることなしに失ってしまったというのならばとにかく、そうでない限り、ちょうど宴の客のように生命という御馳走に満足して、何故満足した心持で平穏な休息を求めようとはしないのか?馬鹿者め。又、お前が亭けたものが徒らに流れ消え失せたとして、嫌な一生だったとしたならば、何だって更に多くを加えたいと望むのか?