人間はまず、自分がどこに立っているのか、なにを為すべきなのか、という問いに対する解答を導き出す際の準拠体制として役立つような、すべてを包合する精神的世界像を造り出すことによって、この和合均衡を回復しようと試みる。しかし、そのような思想体系だけではまだ不充分である