人間が美徳を行うのは、そこから何らかの利益を引出すため、あるいは何らかの感謝を期待するためにすぎない(...)性来の美徳(...)を実行する奴らだって、要するに自分のいちばん気に入る感情に自分の心を委ねているという以外には、別に何の価値あることをしているわけでもないのだから、やっぱり他人と同様エゴイストであることに変わりはないのだ