人間が到達するあらゆる段階においても、なお不満足と困却とはえ去らないのであって、まさにこの困却こそが、人間をさらに新しい解決に向かっての動きへと追いたてるのである。人間のうちにもともと本性的な進歩への欲望があるというのでは決してない