ルネサンスと宗教改革の大冒険の後に、沈思の時がおとずれたのだ。政治も宗教も社会も芸術もとめどない議論や不満げな批判を脱し、人間の笹舟は安息の港を見いだした。ここに長逗留できるように。いつまでもいられるように