リベルタンのことはわたしには何も申されますな。彼らのことなら分かっています。毎日彼らが駄弁を弄しているを耳にしているのです。彼らのおしゃべりで気づかれることは見せかけの才能、漠然とした好奇心、あるいは率直に申し上げればまごう事なき虚栄心だけです。その底には御しがたい情念があって、それが、あまりにも大きすぎる権威から押さえつけられてしまうのではないかと恐れて、神の法の権威を攻撃し、人間精神に生来の誤謬から、幾度となくそう望んでいるうちにこの法をひっくり返せたと思ってしまうのです