ユングと彼の分析的心理学について話すことにいたしますと、彼が当時、すなわち今世紀のはじめごろに、神経症を「意味を見出さなかった心の病苦」であるとあえて定義したということだけにあってもどれほど功績があるかは、どんなに強調してもしすぎることはありえません