グレゴリウスが『出エジプト記』に註解して言うように、七つの頭首的悪徳あるいは根源的悪徳があることを知らねばならない。すなわち、虚栄、怒り、嫉妬、倦ないし悲しみ、強欲、食食、色欲である。クリュソストムスが言う通り、これらはイスラエルに約束された約束の地を占領していた七つの民のうちに示されている。いわば七つの泉から水がわき出るように、魂に死をもたらすあらゆる腐敗がこれらの悪徳から流れ出す