ガッサンディの『再抗弁』によれば、我々の視先は、輝く天体を仰ぎ見、なかでもとくに人間に恩恵を与える太陽に注目して、これを「神」Deosと呼んだ。ついでそこからの類推により、泉、川などの自然物を、さらには彼らに恩恵を与える人間たち、ことに強力な諸王を神と染めた