われわれは貨幣が、他のすべての物体と同じく、使用の影響を被ること、すなわち物としての貨幣は時とともに変化することを、よく知っている。それにもかかわらず、市場の社会的現実においては、われわれは貨幣を、あたかもそれが「不変の物質、すなわち自然界のいかなる物質とも対照的な、時間の力が及ばないような物質」から出来ているかのように扱う