この人々は、「わたしは打つであろう」という言葉は聞いても、「わたしはまた癒すであろう」という言葉は見ないのである。このことは、ある医者によって語られることと同様であり、医者は身体やひどい傷を切開し、それらから有害で健康の妨げとなるものを摘出するのであり、彼は苦痛を与え切開を行うのにとどまらず、治療によって身体を、目指す健康へと回復させるのである。さらに彼らは、「なぜなら、彼は傷ませ、そしてふたたび回復させるという表現の全体を聞かずに、「彼は傷ませた」という部分だけを聞いたのだ