おれが奴に尾っぽを振っているのは、いずれはお返ししようという寸法さ〜猫かぶりの忠義面、手前の心はもっぱら手前のために取っておくという出会いがいる。主人には精々忠勤ぶりをご覧に入れておいて、絞れるだけ絞り取ろうという算段だ。〜つまりわれとわが身に尾っぽを振っているだけの話