娘は見知らぬ男や親類の若者や兄弟の欲望をかき立て、ほれぼれした視線で自分を見つめさせるのが自慢だった。娘は恐れもしなければ恥ずかしがりもせず、われわれ皆の見ている前で、罪を知らぬタヒチ人の取り巻くなかで、笛の音に合わせて、踊りと踊りとの合間に男の愛撫に身を任せていた。娘の若々しい心と官能のひそかなささやきが、この男を相手に決めていたのだ