「それを弱さと呼ぶのか! いいかい、見かけに騙されちゃいけない。暴君のひどい軛に喘ぐ民衆がついに反乱を起こし、鎖を断ち切ろうとするとき、それを弱さと呼んでいいものかな。家が火事になった人が馬鹿力をだして普通なら動かせないようなものを楽々と運びだすことがある。あるいは侮辱された人が怒りを爆発させ、六人を向こうにまわして、こてんぱんにのしてしまうこともある。それを弱さと呼ぶのかい? 頑張ることが強さだとするなら、頑張りすぎることはどうしてその逆になるんだ?」