第40回:サルは筆を選ぶ
ハッカーの遺言状──竹内郁雄の徒然苔
第40回:サルは筆を選ぶ
元祖ハッカー、竹内郁雄先生による書き下ろし連載の第40回。今回のお題は「サルは筆を選ぶ」。
ハッカーは、今際の際(いまわのきわ)に何を思うのか──。ハッカーが、ハッカー人生を振り返って思うことは、これからハッカーに少しでも近づこうとする人にとって、貴重な「道しるべ」になるはずです(これまでの連載一覧)。
文:竹内 郁雄
カバー写真: Goto Aki
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2017年初頭のプロシンで面白いゲームを知った。その名は「タワーチェス」。大新(タイシン)という名前で活躍している日本の方が開発したという(箱にはTaiki Shinzawaと記されている)。連絡先は次の通り。
shzwtk@gmail.com
チェスのルールをご存じない方は多いかもしれないが、恰好いいチェスの駒はご存知だと思う。将棋と違って立体的で彫刻的なのでバリエーションが実に多彩だ。「チェス駒」を検索して、画像のところを見ると、歴史に基づいたものなど、実に多様なものが出てくる。ミッキーマウスがキングになっている純金(24K)のチェス駒はワンセットで250万円だそうだ(※1)。競技するためというより、装飾品だろう。
チェスが将棋と大きく異なるのは、取った相手の駒が使えないことである。取った相手の駒は盤上から取り去られて元に戻らない。敵味方で色が違うのだから当然である。
ところが、タワーチェスは相手を取り去るのではなく、相手の上に乗っかる。乗られた駒は単に動きが封じられる。この乗っかりは何段重なってもよい。動けるのは一番上の駒だけである。その駒が動けば、そのすぐ下にあった駒が動けるようになる。面白いことに、(キングを除く)味方の駒にも乗ってよい。だから、2手(チェスではply、半手という)かければ、味方を踏台にして進んでいける。
チェックメート(キングの詰み)とは、将棋と同じく、相手のキングの上に攻め側の駒が必ず乗れる状態になることである。
盤は本来のチェスより小さく、6×6の市松模様。八方桂馬に動けるナイトがなくなり、ポーン(歩に相当)が6個に減る(※2)。
プロシンの夜、実際に遊んでみたが、とても面白い。ただ、四角形の駒が小さいうえに、持ち運びの便のため盤が4枚に分割されていて、遊んでいるとすぐずれてしまう。八木原勇太さんに写真を撮っていただいたものを紹介しておこう(写真1)
(1a)hw040_ph01a_orig.jpeg(1b)hw040_ph01b_orig.jpeg
写真1:大新さんのタワーチェス。1aは初期盤面。1bは白のキングが詰んだところである。駒が積み重なっているのが分かる。このセットは最初に紹介したアドレスにメールすると2000円で購入できるかもしれない(というのは、ずっと販売されているかどうか不明なので)。
◆ ◆ ◆
このゲームはコンピュータでプログラムすれば、それほど時間がかからずに人間を凌駕してしまうだろう。駒はずっと盤上に残るが、盤のサイズが小さいからである。
しかし、私はまったく別の方向でこのゲームにはまってしまった。もっと「立派な」盤と駒でプレイしたいという願望がむらむらっと起こったのである。盤の自作は高度の木工細工が必要なので無理。通常の8×8のチェス盤の外周のマス目を使わなければよい。そのように盤面を制限しても、人間は簡単に順応できそうだ。
問題は駒である。積み重ねる必要があるので、駒は平らでなければならない。ただ、キングだけは本物のちゃんとした駒を使ってもよい。キングはほかの駒の上に乗ることはあっても、乗られることはないからである。でも、バランスが悪そうだ。
「立派な」盤ということで、手元にあるのが第38回の遺言状で触れたジェスターの盤(※3)だが、マス目が50mm四方ある。盤全体は65cm四方で、とても大きく重い。クルマ以外では運べない(写真2)。
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写真2:ジェスターチェスの盤。10×10のチェッカーにも使える。下にある床板の幅が8.5cmなので大きさがお分かりいただけるだろう。
この種のゲームは遊び相手を見つけるほうがオオゴトなので、盤は軽いほうがベターだ。そこでAmazonで見つけたのがイタリア製の「紙」の盤。紙といっても厚さ16mmまでしっかりと積層されていて、表面はレザーの感触である。しかも1.07kgと軽い。マス目が45mm四方、盤全体は39.5cm四方である。コンパクトなので運びやすい(写真3)。
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写真3:紙を積層して作られた軽いチェス盤(イタリア製)。軽いけれど、見た目には十分な品格がある。
駒を四角にするか、丸にするかで少し考えたが、盤から持ち上げる、駒を重ねることを考えると丸のほう扱いやすそうだ。駒も「立派」にしたいので、ボール紙などで自作するわけにいかない。
これが苦難の始まりというか、楽しみの始まりであった。少なくとも2セットは作りたかったので、総計48枚の駒が必要になる。。盤が大型で立派なので駒の直径は最低でも30mm、理想的には35mm必要である。厚さも10mmは欲しい。しかし、このサイズの木の円盤をインターネットで探してもなかなか見つからない。
オセロの駒には結構大きな直径のものもあるが、プラスチックだ。木の円盤を特注することなどいろいろ考えていたら、灯台下暗し、第7回遺言状の長い脚註で紹介したクロキノール(crokinole)の駒がなかなかいい。黒とナチュラルの2種類で、チェスにもピッタリだ。平たい樽のように縁が少し膨らんでいるので取り扱いも楽だ。ただ、直径が31mm、本当はもう少し大きいほうがいい。
またもインターネットを調べまくると、「Olde Tyme D15」という、名前からして古そうな規格のクロキノールの駒が見つかった。直径が35mmで、現在の盤では大きすぎて使えないが、自家製「立派な」タワーチェスにはドンピシャだ。カナダのお店から直輸入したら、結構なお値段になってしまった。
◆ ◆ ◆
さて、一番肝心なことがまだ抜けている。木の円盤をチェスの駒にするためには、キング、クイーン、ビショップ、ルーク、ポーンが識別できる標識をつけなければならない。写真1の駒では白と黒のチェス駒の絵が印刷されたフィルムが貼ってあった。これが天井の照明を反射し、かつビショップとポーンの区別がつきにくく、かなり遊びにくかった。実際、不注意でビショップとポーンを間違えて、「待った」を何度かしてしまった。
無反射で、摩擦に強いシールを貼るべきだ。それはどこかに頼めばやってくれそうだ。あとはデザインである。早速、「チェス駒 イラスト」とか「チェス駒 アイコン」で画像検索するといろいろ見つかる。無料のもあれば、有料のもある。だが、いいデザインがなかなか見つからない。例えば、
Képfájlok beolvasása
国际象棋棋局汇集 免版税图库摄影 - 图片
など、チェスの局面を印刷するのに適したシンプルなアイコンが使えそうだが、ハンガリー語や中国語だし、個人的にはデザインがイマイチ。
そこで、一大決心! 自分でデザインしよう! ということになった。前置きが長くなったがこれからが本題である。サルは筆を選ぶのである。
◆ ◆ ◆
シール印刷の店のWebページを見ると、Adobeイラストレータ、いわゆるイラレで作ったaiファイルが入稿の標準とある。大昔、イラレは買ったが、忙しいときに分厚いマニュアルを読む気が出ず、放ったままになっていた。多分、今のマシンではもう動かない。試しもしなかった。私は今でもそんなに暇ではないのだ。「ウソつけ、そんなことをやっているくらいなら、十分暇だろう」という叱責は、はい、その通り。
でも、「立派な」タワーチェスのためならと思って調べたら、もうイラレはクラウド版しかなく、年間契約のコストがOlde Tymeの駒より高い! うーむ、ここで急に貧乏風が吹いてきて、長年慣れ親しんだパワーポイントでデザインしようと決心したのである。またも、サルは筆を選んだ。
ご存知のように、パワーポイントは決してお絵書きに向いていない。しかし、パワーポイントの図版エレメントはアウトラインデータなので、拡大に耐え得る。逆境に耐えることこそ面白い、と決め込んでドンキホーテになった。
ところがこれが面白い。単純な図版エレメントから、ある程度抽象的で、しかし、はっきりと駒のアイデンティティが伝わるデザインをするという挑戦だからだ。
ある日の夜遅くから始めてラフを作成し、再開した次の日の夜にほぼ原型を完成させた。さらに次の昼に最終調整を行って完成させた。ところが寝床に入ると、「ああ、あそこはやっぱりこうしたほうがいいかな」となってしまう。その後も微小な改良を続けることになった。
アブストラクトなデザインを考えていたので、通常のスライド1枚に1駒、線の幅をすべて28ポイントという太さにしてデザインした。しかし、これではやはり太すぎて、一旦「完成」させてから、太さを23ポイントまで減らした。大した差ではないが、やはりデザインの幅が逆に大きく広がる。そのあと、さらに18ポイントまで減らした。
完成したデザインを図1に示す。地の薄いほうをナチュラルの円盤に貼り、地の濃いほうを黒の円盤に貼る。相手の駒は将棋と同じく逆さまに見るわけだが、そうしても識別に困ることはないだろう。
キングの王冠にワンポイントの色(片方はサファイア色、もう一方はルビー色のつもり)を入れたのは遊びである。
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図1:チェス駒デザインの最終版(編集注:リンク先でPDFファイルを公開しています)。円形にカットしたシールを前提としている。
このデザインはフリーで公開するので、自由に使っていただいてよい。図1のPDFは拡大に耐えるはずである。
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こんなデザインをしましたというだけでは何も面白くない。いわゆるメーキングをご覧いただこう。
チェスアイコンのデザインの基本原則はそんなに多くはない。
駒の種類の識別性がよいこと。
キング、クイーン、ビショップ、ナイト、ポーンの序列が感じられなければならない。実はクイーンに次ぐ強さのルークはお城の形なので序列からは外れるが、ボリューム感はクイーンに次いでいたほうがいいと思う。しかし、実際のチェス駒では、ナイトより背が低いものも多いのでその習慣に従った。
お約束として、キングは丸めの王冠、クイーンはちょっとギザギザした冠であり、ビショップは僧侶感の表現、ナイトは馬が主体、ポーンはいかにも一兵卒の質素さが必要である。実際の立体駒では、ビショップとポーンは形が似ているが、ビショップは相似拡大された感じで立派になる。
これを念頭に最初の夜に2時間ほどかけて作ったラフデザインが図2である。上にも述べたように線の太さを28ポイントにしたので、かなり窮屈だし、ナイトのいい加減さが突出している。もっとも、タワーチェスではナイトが不要である。その気の緩みは否定できない。ビショップは最終版とあまり変わっていない。
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図2:すべての種類を一応作ったラフバージョン。最終版と比べると、結構情けない。特にナイトのお座なり感には心が痛む。
このあと、ナイトは気合いを入れてデザインし直したので、割と早く最終版に近くなった。我ながら雲泥の差である。それでも最後まで微調整を繰り返した。なかなか収束しなかったのはキングとクイーンである。
クイーンの変遷を図3に示す。Q1で線の太さが変わって自由度が増えたことが窺える。しかし、どうも中空に浮かんでいる丸が気になる。なので、Q2でそれを着地させたら、エノキダケのようだ。雑魚宝石を取って尖らせたのがQ3である。でも冠らしくないなぁ。Q4でもっと壁を高くしてみた。Q5では尖りをなくした。でもちょっと背が高いなぁ。しかし、これを低くすると威厳がなくなる。
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図3:クイーンのデザインの変遷。
図4はキングの変遷である。K1はまるでネズミのようだ。K3、K4で直線を使って威厳を出そうとしたが絞る方向が逆だということで、K5では真中を逆台形にした。これと並行して、クイーンがどんどん立派になっていくので、K4は王冠の上の十字の貧弱さが目につく。K5では宝石をはめ込み、なで肩だった王冠の肩をいからせた。
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図4:キングのデザインの変遷。
あれ? これではクイーンの宝石のほうが大きくなる、というので、クイーンは丸い宝石ではなく、星型の飾りにした。
こうなると安定感のいいクイーンに比べて、キングの王冠の上の宝石つき十字が心許ない。というわけで、K6ではしっかりした台座に変更した。最後は王冠の上の十字に「実」をつけることだった。この中でも、図の背の高さはほぼ序列順になっているはずである。
まだ気になっているのはビショップが「スコップを抱えた雪だるま」と誤解されそうなことだが、これくらいシンプルなのもいいと思う。
線幅を23ポイントにすることによって、より細部に拘れるようになったが、さらに18ポイントにすることで、駒の地の色、つまり、白と黒の面積が相対的に大きくなり、白駒は白駒らしく、黒駒は黒駒らしくなった。
線を細くすると駒の土台の横線が貧弱になる。そこだけ太くしてもイマイチだ。そこで図4のK6に見られるように、土台を独立した横長の四角形にした。こうすると、冠はいかにも冠らしくなる。このほかにも各駒に微調整を加えて(ナイトのタテガミや耳の角度とか、ルークの上部とか)完成したのが最終版である。
最初28ポイントという太い線という制約を課したことにより、抽象度の高いデザインにせざるを得なくなった。線の幅を23ポイントにして、デザインの自由度が増え、絵らしくなってきた。そして18ポイントにして、台座などの表現も可能になった。
強い制約が高い抽象化を生み、制約を少し緩めることで、少しずつ現実に即したデザインが実現できる、というのは一般のソフトウェア開発のプロセスについても言えそうだ。実際、最初から細い線でデザインを始めたら、きっと「イマニ」感満載のデザインになったに違いない。
こういうのも開発秘話というか、ハッキングと言うのだろうか。
駒にここまで凝ったので、盤についてもいろいろ調べていたら、フェルト地に刺繍でチェス盤を作っていた人がいた! 名古屋にある「E-刺繍」の畔柳悦子さんである。早速注文したら、素晴らしい出来栄えのものが届いた。滑り止めのシートがついている。刺繍の色の濃さが見る角度によって変わり、とても品がいい。
ともかく、こうして完成した「立派なタワーチェス」を写真4に示す。駒は平面部分の直径がちょっと不足していたカナダ産ではなく、大きめの中国将棋の駒の裏を使った。重ねると下が敵か味方か分からなくなるが、どのみち、それは棋士たるもの覚えておくべきなのだ。
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写真4:「立派な」タワーチェス。ビッチリ目の詰んだ刺繍がすごい。実は写真1bと同じ詰みの局面。黒のビショップが左後ろに下がってチェックメイト。]
◆ ◆ ◆
思えば、昔からお絵書き不自由なパワーポイントで絵を書いてきた。イラレを使いこなすチャンスがなかったのだからしょうがない。それはともかく、ない漢字を作るのにもパワーポイントは使える。
あるとき、阿弥陀籤について調べていたとき、これが室町時代からあるもので、当時は阿弥陀の背中にある放射状の後光(光背)を模して、阿弥陀籤自体が放射状だったらしいことが分かった。英語は、Ghost LegとかLadder(梯子)だが、Amidakujiでも通じる。中国語では「晝鬼●」なのだが、この●が日本の漢字にはない。「脚」の真中の「去」が「谷」になっている文字である。
パワーポイントのスライドで阿弥陀籤の紹介をするときに、しょうがないのいろいろいじくってこの字を作った。このメーキングを紹介したスライドを図5に示しておく。
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図5:漢字を作る。
なるほど、こうすればいろんな文字が作れる。というわけで次に挑戦したのが「ぬえ」の正しい(?)漢字、空偏に鳥旁(とりつくり)の「ぬえ」である。通常は鵺という夜偏に鳥旁の漢字しか出てこない。
ところが新字を合成しようにも、空偏の漢字がない。口腔外科の「腔」のように旁はあるが、結構幅がある。鳥旁のほうは鸚鵡のように偏が広いものがあるから、この2つから合成できるかもしれない。でも、少しでも縦横比を変えると不自然なことになる。などなど悪戦苦闘しているうちに、なんとJISの第3水準に所望の漢字があることが分かった(図6)。
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図6:正しい「ぬえ」の漢字。なんと、空偏の漢字はこれしかないようだ。それにしても空に鳥では、当り前をそのまんま表わしたような漢字だ。それが「ぬえ」の本質なのかも。
私が学生のころ大好きだったフレドリック・ブラウンというSF作家の短篇集に、わずか1ページの作品がある。正確には覚えていないが、話は簡単で、宿敵の宇宙騎士同士の最終決戦の場、それぞれが剣を抜き、白刃が音を立てて渡りあう。しかし、なかなか勝負がつかない。そのうち一方が「ああ、面倒だ」と言って、腰から光線銃を抜いてあっさりと勝負をつけてしまうという結末だ。JIS第3水準が光線銃だった。
◆ ◆ ◆
中国将棋(象棋)という、円盤の駒を使う、実は世界最大の競技人口をもつ将棋がある。フレドリック・ブラウンじゃないが、この駒を読み替えるとそのままタワーチェスに使えることに気がついた。磁器製の結構品格のある駒も比較的安価で市販されている。もちろん注文した(写真5)。残念ながら、裏面が平らでなかったので、シールが貼れない。
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写真5:刺繍で作られた象棋盤(E-刺繍製)と磁器製の駒
将・帥
⇒
キング
砲・炮
⇒
クイーン(に相応しい? いずこのご家庭でもドカーンだし)
象・相
⇒
ビショップ(もともと角っぽい動き)
車
⇒
ルーク
卒・兵、士・仕
⇒
ポーン
卒・兵はそれぞれ5枚しかないので、そのうちの4枚と士・仕それぞれ2枚をポーンとする。中国将棋の並べ方に準じて、6枚のポーンの真ん中2枚を王様を守る士・仕とすれば道理にかなっている。
というわけでもこれも採用。こうして着々と準備は進んだものの、対戦を付き合ってくれる相手を見つけるのが最大の難関だ。サルは筆を選んだが、書いたものの受け取り手が見つからない。みんな忙しそうだし、余計なことに頭を使いたくなさそうだし……。(つづく)
※1:将棋の駒もレア物を除いて、新作で高いのは70万円くらいするとのこと。
※2:そのほか細かいところでは、キャスリング、ポーンアンパサン、プロモーションがなくなっている。遊んでみた方の解説が
に出ている。ナイトがなくなったのは、6×6の狭い盤面では八方桂馬が強力すぎるからだろう。
※3:つい買ってしまった。でも、相手がいないのでまだ1回も遊んでいない。