鈴木海人「Beginning」
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自由・オープンをコンセプトとし設計した。訪れた既存の地域センターは部屋が孤立していて閉塞感があった。今回の設計では孤立させずオープンな空間づくりのためにガラスを多く使用した。計画敷地の周辺は住宅街で重たい雰囲気があったのでこの地域の活性化の始まりとなるインパクトのある建物を設計した。
この造形は計画敷地のある武蔵野市から名付けられた武蔵野台地の形をそのままたちあげた。この武蔵野台地の中心に位置する今回の建物を自由・オープンにという思いを込め建物の中心に大きな中庭を作った。
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1F平面図、建物の造形に合わせ中庭の地形にも高低差をつけ、部屋の仕切りも自然な形にして人々が自然な流れで動線をとれるようにした。
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2F平面図、テラススペースを喫茶コーナーとして建物全体をオープンなイメージに寄せた。
喫茶コーナーを外部にするために建物の造形に合わせたガラス張りの屋根をかけた。これにより天候が悪い時の動線も確保できた。
エレベーターの形も建物の造形に合わせ突き刺すことでこの建物の1つの広告塔にした。
和室はガラス張りの部屋の中に障子で仕切りを作り、近未来な建築と昔ながらの和を調和させ新しい空間づくりに挑戦した。
また、和室と勉強室をガラス張りで隣付けることで勉強中に和による、心を落ち着かせる作用も受けれる。さらに、障子で仕切りを作ったことにより勉強中の視覚的、聴覚的不快感を抑えられる。
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立面図、断面図、この画像からも中庭の高低差がわかる。
この自由な造形を可能にするためにHPシェル構造を導入した。
主にコンクリートを材料として、この建物のもととなる武蔵野台地の重厚感を表現しつつ、HPシェル構造の特徴の薄い曲面板とガラスの活用により軽やかな明るいイメージも持たせた。
講評:ここに入力(改行は不可)(篠崎)