羽布津舞衣「流れ、交わる道」
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敷地は住宅街の中にあり、細い道で囲まれている。コミュニティセンターは、人々の交流の場となり、つながりを作るための場である必要がある。既存のコミュニティセンターは敷地の広さに対して建物がまとまっていて、敷地の半分以上を有効に活用できていないように感じ、地域にコミュニティセンターとしての存在を認識されにくい状況であると考える。さらに、内部の活動の様子が見えないため、地域に向けて開けた空間を作り、人々の活発な交流を自然と導くことができるコミュニティセンターを目指した。
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コンセプトの「交流」⇒「交わる」「流れる」の二つの言葉に分けて考える。
「交わる」:スロープを複雑に交差させることで出会いのきっかけを増やす
「流れる」:スロープによって人々の流れを作り出す
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敷地内にめぐらされた広場や通路などの共用空間が立体的に交差し、その共用空間に流れを遮らないように円形の諸室が配置されている。スロープと曲線がつくる有機的な形態と開放的な内外の空間は、住宅街の中で世代を超えてインクルーシブにつかわれるだろう。(須藤)