粟村かりん「谷中で紡ぐ家」
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道を補助線とし、まちから家、家から家族、家からまちを紡ぐことができる住宅を設計した。
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△谷中の地図から道を抜き出し、道を補助線として組み合わせ、平面を構成する。
このように、まち、家、家族が谷中というまちのなかで互いに紡ぎ合う家を計画した。
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△平面はこのように谷中の地図から抜き出した道を組み合わせて壁を立て、まちから家を紡いでいる。
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△家から家族の関係を紡ぐための工夫
1.行き来が多いところを離すことで、すぐに部屋に戻ることが出来ず、家族と過ごす時間を長くすることが出来る。
2.空間と空間がそのまま繋がり廊下がないことで、動線上での行動や留まりが起きやすくなる。
3.住宅中央の吹き抜けにより、空間全体が区切られない。
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近年は家の中でそれぞれが違うことをしていて、家族関係が希薄になっていることがある。
これらの工夫により、部屋の中で1人でいる時間よりもリビングやダイニングで家族と話す時間を増やすことができ、家から家族を紡ぐことが出来る。
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△まちから紡いだ家から、反対にまちを紡いでいくための工夫
この家では和菓子作り体験と茶道体験を家族が営むという設定にした。
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谷中は近年外国人観光客が増えているが、住宅同士の繋がりが強いために観光客は内部に入り込みづらく、道を歩くだけでは部外者感がある。
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△観光客(青色)と住人(橙色)の動線
そこで、観光客も当事者として繋がることができるように、体験を通して住宅の中に引き込みながら、観光客の動線を住宅中央に通している。
このように動線が中央を通ることで、このままでは交流スペースやリビングは視線が通り、家族と他人との距離が取りづらくなってしまうが、
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△住宅内の段差
交流スペースやリビングに段差を作ったり、断面的に高さに違いを付けることで、段差によって、家族と他人、住宅とまちと繋がる部分との境目をつけている。
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△断面図
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△観光客の入り口
道の補助線を用いているため、道路の延長のようになり住宅に入り込みやすい。
この住宅で買った食べ物や飲み物は近くの公園や外のベンチ(黄色の場所)でも楽しむことができる。
このように、どこまでが道でどこまでが家かが曖昧になり、まちと家が接続することで、谷中らしいまちを紡ぐことが出来る。
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講評:ここに入力(改行は不可)(山中新太郎)