斗米真生「お祭り食堂」
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お腹を空かせたこども達が灯りを目指して駆け寄って行く。その先には提灯で囲まれたお祭りのような風景。
建築と仮設の入り混じった非日常的な空間に、老若男女問わず人々が引き込まれる。
提灯の連なりはそのまま構造体となり、屋根の形状を形づくる。
あの賑やかな灯りが目印だ。さあ行こう。
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講評:祭りの仮設性と建築の恒久性という両義的な要素を持った作品。求心的になりがちな、円形プランを放射状に分散させて、アクセスしやすい開放的な設えをつくりつつも、広がった小さな建築群を懸垂形の屋根型で一体的にまとめている。建築の新規性も然ることながら、各部分の設えや使い方まで初めて建築設計に取り組んだ課題という点を除いても高く評価できる。(大平)
KENCHIKU SHUKAN EXHIBITION 2021