宮田太郎「小ささの可能性」
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講評:ジャコメッティの言葉から「小ささ」の概念を拡張させ、平面と立面をグリッドの細かな凹凸によって分節させることで、「小さな」多様な場をつくることに挑戦している作品である。彫刻とその鑑賞者である人間の主従関係を限りなく対等になるよう、彫刻群が独自のルールで存在している場に人間が迷い込んだように、無造作に彫刻が配置されている。それによって彫刻の林の中を散策するような体験が生まれているように思う。展示台の高さの決定もジャコメッティの故郷の谷の高低差を利用するなど、人の動線や彫刻をよく見せるというような、機能とは関係のないルールによって決定することで、結果的に「自然」な場がつくられている。(浜田)