佐藤唯「学びを飾る」
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タワースコラで過ごしていると、フロアごとに空間が分断されていることや、外部空間が少ないことから、
まるで自分たちがロッカーに収納されているようだと感じる。
本計画では、建物内外やフロアを超えたコミュニケーションを誘発するキャンパス、アンチ・タワースコラを目指した。
キャンパス内に溢れた、建築学生の様々な学びを飾る空間を提案する。
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東と西に展示スペースを設け、外部からでも作品を見ることができるようにした。
中央には2m掘り下げた講評スペースを設け、2階~9階の中央にある吹き抜けによってどのフロアからも講評の様子がわかるようにした。
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2階~9階は各階に、研究室、ゼミ室、院生室、デザインスタジオを設け、ひとつのフロアを様々な学年の人が利用することで、学年を超えた交流がうまれるようにした。
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講義室は、5階と6階を繋げ階段状にすることで、ファサードに表情をつけた。
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各研究室の壁に本棚を設置した。そこで行われる研究に関する本を置くことによって、研究室を拠点に学びが広がるようにした。
研究室内は、先生が使用するスペースを1.5m上げることによって距離を保つことができるようにし、レベル差によって生まれた空間を廊下に繋がる倉庫にした。
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吹き抜けから下を覗くと、階段の連続や他のフロアの様子がわかる空間になっている。
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都市のキャンパスは、地方のキャンパスのような、傾斜をつけて芝を張ることで、授業前後の時間にくつろぐことができる空間を設けた。
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▲立面図 ▲断面図
講評:周囲に配置した4つのコアに縦動線と水廻りを納め、このコアを構造的な拠(よりどころ)とすることで、各階のプランに変化をもたらしている。テラスをつなぐかたちで外部動線が計画されており、都心のキャンパスに立体的な散策路を実現している。内部は断面的に関係をつないでいくことが強く意識されていて、初期からイメージパースを繰り返しながらリアリティを持って積み上げられていったものである。(廣部)