深作京之介「遊歩者の家」
卒業設計/2025年度
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◇遊歩すること...
人は歩くとき、すべてを見ているわけではない。
視線は選別され、聴覚は取捨され、身体は多くに刺激を無意識に捨てて進む。
それでも、ある瞬間だけ、音が近づきすぎる。風が肌に残る。反射増が視界に入り込む。
こうした出来事との“遭遇”は意味を持たないまま身体へ触れ、行為の流れにわずかな“遅延”が生まれる。
この遅延は意図したものではない。
止まろうと決めたわけでも、観察しようと構えたわけでもない。
ただ身体が環境に引かれ、結果として歩き方が変わってしまう。
同じ種類の遅延が繰り返し“蓄積”されると、感覚は次第に特定の結果を待つようになる。
耳は反響を探し、皮膚は風を探し、目は反射を探す。
こうして、都市の中に個別の感覚の“偏り”が生まれる。
遊歩することとは、目的でも無目的でもなく、身体が都市との関係を覚えてしまう過程であると考える。
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◇感覚を揺さぶる8つの家
本計画では、生活の方向性をわずかに変えてしまう程度の引力を持つ現象に着目した。
無数に存在する現象のうち、今回選び取った 8つは、都市に潜在しながら固定化された形状を持たず、時間とともに変化し、他の現象と連鎖する性質を持っている。音は距離を越えて届き、風は内外の境界を曖味にし、反射は像を移し変え、湿度は空気を可視化し、傾きは身体の重心を揺らし、植物は彩りを与え、隙間は流れを生み、空は景色を更新し続ける。
8つの家は、都市に潜在する無限の現象群から切り出された一断片に過ぎないが、建築を通して「拾われ得る現象」を再び意識へ引き戻すための装置である。
都市は常に過剰な現象で満ちている。
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◇Plan
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◇Section Persepective
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◇Model Photo
by #市川大輝
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■Award
2026年度卒業設計桜建審査会 駿優賞 受賞
全国合同卒業設計展 「卒、26」 10選選出 企業賞受賞
赤れんが卒業設計展 10選選出
第49回 学生設計優秀作品展 (レモン展) 出展 (7/1-7/3開催予定)
■Special Thanks
^-^
指導教員:古澤大輔
講評:ここに入力(改行は不可)(古澤大輔)
#深作京之介 #2025年度 #卒業設計/2025年度 #作品/2025年度