村上俊介「路地のある家」
https://gyazo.com/a9d4c6088fc1ef9b0379d06373ac039f
計画敷地である谷中は、趣のある街並みで、歩きやすく楽しみながら奥へ奥へ進んでしまう路地空間が特に魅力的でした。
そこで今回はその路地を家全体に取り込み、表現し、谷中を歩いて感じた温かみを家に落とし込みたいと、計画しました。
https://gyazo.com/3f80b7c1f81696ff2ffebf03479454a0
▽コンセプトを形に
本来一つ屋根に収まる各部屋をばらばらにし、 実際の路地と同様、 路地の左右にボリュームがくるよう計画しました。
各ボリュームの屋根には違いを持たせ、 より路地を表現。
路地中にある二カ所の抜けたフリースペースにより、 さらに路地を演出。
玄関までの外空間も路地に続く道としてこだわりを入れました。
https://gyazo.com/e954b1f8bd1d683794e166f90842e004
https://gyazo.com/a3ca3eb4c88dd75ece9cfce443326c32
△2階平面図
https://gyazo.com/944a5e4eb00a6308d933ef15e8aa2b77
▽立面計画
スキップフロアのように各ボリュームを段々とあげることにより、 さらなるばらつきの演出。
リビング、 ダイニングの壁下前面に窓の設置、 また、 パブリックスペースの全面ガラス張りにより、
シルエットがだんだん昇るよう魅せる。
▽ランプ作り体験ができるパブリックスペース
立面計画により生まれたガラス張りのパブリックスペース。 せっかくのガラス張り、 光が漏れる空間を作れたらなと企画しました。
谷中に実際にある有名なランプ屋さん、 ZAKURO らんぷ家。 そこではトルコモザイクランプの製作体験ができる。
そこと同じ体験が出来る空間を計画した。 ガラス越しに漏れるランプの光が計画敷地にとって大事な光になることが期待できる。
https://gyazo.com/e9516d33038e2504a679e76b227f6850
https://gyazo.com/2cde23063be5be91c1453beb90a2a8b6
△1階平面図
https://gyazo.com/b1ed797ca7afcc1a168312072a35df5a
https://gyazo.com/72476b9142dfcf95d64eac3152594937
△アイソメ図
路地空間は完全屋外に設計しました。
路地から空までスーッと抜ける空間がやはり魅力的に感じ、そこをそのまま表現したいと考えました。
アイソメ図通り、玄関部分には壁を設け、プライベートの入り口として明確にしました。
講評: