志澤卓磨「島の痕跡 -備忘録的建築群-」
卒業設計/2020年度
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現代社会の理路整然に計画された風景は、お弁当箱という枠にはめ込まれてパッケージ化されたような、一色に整えられていく風景への一途をたどっている。本設計では、江の島に埋もれてしまった歴史を掘り起こし、建築として歴史の備忘録を作成することによって、形骸化してしまった歴史を読み替え保存し、身体的な感覚として違和感を感じとれる空間を設計する。
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本設計では設計した建築を備忘録的建築群と呼び、12個の建築を設計する。それぞれの歴史を踏まえた空間を考え、無意識に生きる日常から少しでも飛
び立っていけるような内的体験を伴った新しい景色に触れることができる。
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12個の建築群に加え枝分かれした道の設計も行うことで、建築による人々の能動的な興味に訴えかけ、島を巡る動きを多様化させる。分散した建築と接続する道の設計は人の能動的な感性を掻き立て、新しい風景へと導く。
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指導教員:山中新太郎
講評:フロイトは心の構造について、顕在化している意識の他に無意識(潜在意識)や前意識などがあるとした。志澤君は江ノ島という場所の潜在的な記憶を呼び起こし、建築の姿を与え、現在の姿(記憶)の上にコラージュしている。江ノ島という場所の強さとそこで見出した潜在事象、そしてそれらを結びつける空間的な連関が、作品のナラティブな魅力を高めている。人を引き込む優れたフィクションが出来たのではないかと思う。(山中)
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STUDIO WORKS SELECTIONページ
http://www.arch.cst.nihon-u.ac.jp/studioworks/2020/selection/shimanokonseki/