建築設計Ⅱ　サテライトキャンパス／2024年度

駿河台キャンパスに近い淡路町の一角に積層された６階建て程度の建築物を設計する。建築設計の技術的な課題としては、積層化された建築の成り立ち、とくに縦動線（コアの考え方、エレベーター、階段など）や安全計画などの基本的な条件、架構（構造）の仕組みなどについて学ぶことが狙いである。この建築物は、理工学部駿河台キャンパスの校舎の一つと考え、デザイン系の演習（建築設計など）や卒業設計・修士設計などを行うほか、教員や大学生・大学院生らの日常的な研究、展示、講義などを行うことができるサテライトキャンパスとする。想定される主な利用者は、皆さん自身である。大学の授業や研究を通じて学生たちの豊かな創造力が育まれ、学生同士や学生と教員、教員同士、そして社会の人々と大学の人々のさまざまな交流によって新たなデザインを生み出すことができるような理想の校舎を計画してもらいたい。省エネルギー化や建物・外構の緑化、バリアフリー化なども、積極的に提案に組み込んでもらいたい。また、立地条件を生かした開かれた大学への提案なども提案してほしい。

主な条件

・敷地:東京都千代田区神田淡路町 2 丁目

・敷地面積:1,100m²

・用途地域:商業地域 ・建蔽率:80%、基準容積率:569%、防火地域 ・延床面積:3,500m²以上(法規限度内まで設計することも可能) ・階数: 5 階以上

・参考諸室

※はタワー・スコラと同等

【展示・講評部門】

・展示コーナー:120m²

・講評スペース:150m²

【演習・講義部門】

・デザインスタジオ:60m²× 6 室(20名× 6 室※) ・デザイン講師室:60m² (事務作業スペース・教員控室・ロッカー※) ・工作室:40m²(※)

・講義室:150m²

【研究部門】

・研究室:20m²×12室( 1 名/室※) ・院生室:40m²× 6 室(大学院生 6 名/室※) ・会議室・ゼミ室:40m²× 6 室(20名/室※)

【ラーニング部門】

・アクティブラーニング室:120m²

( 6 人掛けテーブル× 8 脚・グループなどで作業できる自習室) ・図書コーナー:80m²

【共用・管理部門】

・エントランスホール:適宜 ・倉庫:15m²(各階※) ・EV:2基

・階段: 2 カ所 ・トイレ:各階 ・給湯室:各階 ・警備室、夜間出入り口: 1 階 ・駐車スペース: 2台

https://gyazo.com/c809b047738c01856a7fc3e4442c7ac6

指導教員]