川島瞭「Various Scale Town」
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代官山という街は、小さなスケールが重なり、ずれることで人の活動に合った心地良い空間を生み出している。建物と建物の間にミチができ、やがてそれは
小さなパブリックスペースとなっていく。私はこれを「スキマの創出」と捉え、人々の活動に合ったスケールで、代官山の新たなスキマ創りを目指した。
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古着屋を例に疎と密を説明すると、広いお店とこじんまりとしたお店では、
後者の方が店員と客や、自分と服の関係性は密になると考えた。
しかし、関係性が密になると居心地が悪いと感じる人もいる。
そんな疎と密のグラデーションがついた空間を、壁のスキマを縫うように移動していき、
自分にとってちょうどいい関係性の居場所を、自分自身で見つけていく。
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住戸4では、開放可能なドアの近くにキッチンを配置し、隣の住戸との間にできたスキマで交流が生まれる。
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ガラス張りのこの建物ではカーテンが朝日で照らされ、柔らかい白色のファサードになり、
夕方からは電球色が代官山のムードを創り出す。
ボリュームの違いによってスキマや関係性の疎密を生み出し、
それぞれの活動に合った、様々なスケールが集まる街を計画した。
総評:ここに記入(寳神尚史)