宮田太郎「、ときどき玄関」
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表参道から南青山へ進むと強固な建築群が立ち現れ、私を迎えてくれる。
これらの建築群は道路に対してせり出すように並び、堂々と建っている。
しかし、それらの建築と建築の隙間を覗いてみると
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建築が一つ下がってくれてテラスになっていたり、
冷たいコンクリートではあるんだけど、気遣ってくれてるようにベンチがあるような風景があった。
そして、お金持ちのリッチなベランダまでもその風景に参加していくように連続していく。
お店に入らなくてもその一つ前にちょっとした場所がある。
これらのちょっとした場はまるで玄関のよう。
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詳しく見てみるとたくさんの居場所や溜まり場、カッコつける場所のような空間があった。
さまざまな玄関周りが豊かであり、おおらかな場所であることが見えてくる。
そんな風景をもとに建築を考えてみる
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玄関の昔と今を考えてみると、
昔の玄関はごめんくださいと声をかけると奥から人がやってきて、玄関で長話をしてしまうことがあった。
子供の虫籠や郵便のハンコ、家族写真、靴以外のものも置いてしまうような場所でもあり応接の場所として、家族の場所として豊かな姿があった。
しかし、今では頑丈な施錠にインターホン、覗き穴、応接が設備に変わったせいで、玄関がただ靴を脱ぐだけの場所になってしまい、とても閉じたものになっている。
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玄関を閾と捉えてみることで、閾が境界として伸び、拡張していくような玄関を考えてみる。
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1階では5つの店舗やアトリエに玄関がぐるぐる取り巻いていく。
玄関でアクティビティやふるまいによって境界が拡張していく。
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家具屋の玄関ではいろんな家具が置かれていてイベントが行われる時は座りながら見たり、
車が走る音を聞きながらベッドに寝転んでみたり。
本屋の玄関ではブックストリートが展開されたり。
家具屋のアトリエではモックアップする場所になっていたり。
様々な場所となる玄関がある。
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3階では全て違ったキャラクターを持つ玄関が配置され、それぞれの玄関から領域が広がっていく。
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映画が好きな住人は玄関にキッチン持つお隣さんと食事をしながら映画を見る。
家に入ってまでご近所とご飯をしなくてもいい。
とぎどきダイニングに。
そして、とぎどき玄関。
そんな新しい玄関をぼくは考えている。
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玄関は空まで吹き抜けで暮らしの裏側が展開される。
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部屋から玄関を見下ろすと中庭のような吹き抜けを感じる。
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自分の部屋にいると自分だけの中庭のような吹き抜けがあるので、
カーテーンをつけなくてもいいくらい外の環境が入り込んでくる暮らしがある。
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1・2階は商業が入り、3階の住居玄関を挟んで住戸が積層される。
玄関は住民の解釈によって暮らしが展開されていく。
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いろんなな玄関を想像してみる
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、ときどき玄関。
ぼくはそんな新しい玄関のあり方を考える。
講評:ここに入力(改行は不可)(佐藤)