夏季集中デザインワークショップ/2024年度
テーマ まちのための建築を考えるワークショップ
概要
まちのための建築を考えるワークショップを行います。実在するまち、実在する敷地、実在する人たちに向けて、建築を考える試みです。
これまでも大学の課題では、実在するまち‧敷地に対する提案を行ってきたと思いますが、そこに住む‧働く‧勉強するといった、まちに暮らす人たちの姿を、それほど強くは意識してこなかったのではないでしょうか。今回のワークショップでは、 提案するまちとして、 静岡県三島市を選びました。三島は、歴史文化のある「水の郷」と呼ばれる美 しいまちです。その三島に暮らす人たちとして、ユニークなまちづくりの活動を展開している地元の建設会社‧加和太建設に協力していただき、そのまちや人に向けて、実際の敷地を用いた提案を行います。
その提案は、しっかりとした建築物としてつくられるのかもしれないし、たった1日だけしか存在しない仮設の構築物なのかもしれません。家具のようなものかもしれないし、ある活動だけを示すことになるのかもしれません。短期間のワークショップという限られた条件のなかで実現できるもの‧ことは、おそらくささやかなものになるでしょう。しかし、そのまちのための「建築」がどのようなもの‧ことになるのかは、みなさん次第です。普段は縮小された図面や模型で考えている建築を、実際のまちと人に向けて、実物大のものや実行されることとして提案できることは、貴重な機会となるでしょう。
指導教員