塚本琉海「ミライのカタチ」
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設計主旨
これから武蔵野のコニュニティセンターが次々と改築していくにあたってそれぞれが独自の進化を遂げるだろう。その中で建築の形を可変することで常に利用者のニーズに応えることができ、他のコニュニティセンターに負けない魅力を発信し続けることができると考えた。このことを実現するためにグリットを立ち上げて建物の形を考えていった。そのようにすることで将来的に部屋の配置を変えたり、複合施設化する上で計画しやすくなっている。また、採光や通風の環境の面でもグリットにはメリットがある。しかし、ただグリットに沿って部屋を配置するだけでは簡素な空間になってしまう。そこで所々部屋をずらして配置したり、スラブに曲線を用いることで柔らかく心地よい空間なるようにした。
グリットの考え方
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東側から俯瞰する。グリットを一個ずつセットバックさせることでバルコニーが生まれる。
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西側から見る。交差点付近には壁がなく見通しが良くなるようにした。
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図書コーナーから西側を見る。天井と壁がガラスなので明るい空間になっている。
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屋内広場を見る。天井から光が落ちてくる心地の良い空間になってる。天井に遮光カーテンを設置することでバドミントンなどの競技をするときも快適性を保つことができる。
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南側から建物西側を俯瞰する。グリットとハコの部分がずれることで多様性のある空間が生まれる。
各種図面
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図面中の写真 エントランスの様子
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図面中の写真 地下の様子
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図面中の写真 会議室とバルコニーのつながり
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図面中の写真 多目的室とその上のバルコニー
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図面中の写真 みどりの見晴らし台から図書コーナーを見下ろす
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図面中の写真 みどりの休憩所の様子
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ミライのカタチ ~公園化~
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ミライのカタチ ~複合施設化~
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講評:従来のまちの図書館が用途的に複合化して変貌していっているように、まちの地域センターもこれからは変貌していくであろう「ミライのカタチ」をテーマにした意欲的な作品である。その変貌するミライのために入れ込まれた様々な仕掛けが、均質なラーメン構造を不均質に歪ませたり変形させたりする目的となっており、これから地域で育てていく場所として、そのスタートとこれからの成長経過を生き生きと表現している。(篠崎弘之)