動かない建築、止まらない子ども―カオスな子ども食堂とゲストハウス―
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近年、安全志向の高まりにより、子どもがのびのびと遊べる危険な遊び場、アナーキースペースが減少している。そのような場を復活させる建築を考える。子どものころ持っていた「カオス」さを忘れさせない、カオスさを加速させる建築を目指す。子どもと大人では、汚れに対しての考え方が最も違う。 大人は汚れることを嫌う。子どもは汚れを指摘されることを恐れる。 乱雑さとしての汚れを露呈する、「カオス」な建築を目指す。
敷地
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敷地は高円寺駅西側にのびる商店街に面する場所。ここは増改築を繰り返したカオスな建物、キタコレビルがあり、唐突に38メートルの高い鉄塔が現れる。高円寺で最も違和感を持つ敷地。
設計手法
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人間は大人になるにつれて理性を構築する動物である。子どもたちの理性による締め付けを緩和させるため、大きな個体に大きな穴を開けるという操作をした。
この操作は、うちに秘めた断面を見せる唯一の手法。空洞の美しさはそこに現れる。このことは、子どものうちに秘めた知性と弾力的に関係づく。くり抜いた所が空洞となり、くり抜いた図形がまた個体として現れる。斜めにくり抜いているので、スロープ状になり子ども上昇性と弾力的に関係づく。子どもは空洞と固体を行ったり来たりして、洞窟的発見をする。
設計プロセス
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構成アクソメ
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くり抜かないボリューム
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▲くり抜き前
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▲くり抜き後
くり抜き1、くり抜き2 それぞれに対して、くり抜かないボリュームを規定する。ただくり抜かれてトンネル状になるのではく、柱が落ちるように見える。両方からくり抜かれているものと、片方からのみくり抜かれたボリュームができる。複雑化することでカオスさと見たことのない空間をつくりだす。
南断面図と北断面図
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講評:ここに入力(改行は不可)(古澤大輔)