佐藤環 「まちから はなれ」
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谷中にまちの路地は狭い。そして近隣の住宅との距離の近さ、もっと言えば隣人との距離が近いことで魅力的なまちでもある。
そこにある敷地に観光客も訪れるような谷中らしい提案が介入する住宅はどんな建築になるのか。観光客という”他人”が自分の家の近くを通り、家の内部へ入り込んできたりもする。路地が狭く、家の外の様々なものが近い場所で、そんな他人がすぐ近くにいる生活はプライベート性が薄れてしまう。
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まちに開いたカフェは内外を区切る要素は基本的には用いず、まちの一角のようなカフェ。谷中を訪れた観光客が住宅街という穏やかな場所で谷中の歴史や伝統的なお店の情報を目にし、その後の谷中めぐりへとつながる拠点となる。
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続いての2階は、この建築のコンセプトが1番反映されているフロアである。住宅の機能の中では比較的パブリックであるリビングは2つの前面道路に面する配置であり、その2面にバッファーとなるボイドを形成する。
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3階の特徴的な空間はスキップフロアのリビングとそれによって生まれた吹き抜け空間である。また、1階から2階にかけても玄関付近に階段と吹き抜けが存在するため、3つのフロアの空間がつながっているため魅力的な内部空間となっている。
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断面図・断面パース
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講評: