佐々木陸「路地のある家」
https://gyazo.com/87ff4820d254f2501c433a602b251c9f
私が下町と聴いて、はじめに頭に浮かんだのが、路地裏であった。路地に一歩、足を踏み入れると、なつかしさ・あたたかさを感じることができる。これが下町の持つ魅力であると考える。
この路地の魅力が住宅の内部にも活用出来たら、あたたかく、また隠れ家的な住宅になると考えた。
この魅力を大胆に取り入れたのが、「路地のある家」である
https://gyazo.com/cd62b5671fc5bc80fc9c6205666ccb78
1階平面図
十字の路地をすべてをトップライトを設け、また、路地の側面をガラスで囲むことで、路地のすべてに太陽の光が入る。
https://gyazo.com/2661e9e2c1da87ae697c39fc15945451
とても狭い路地ではあるが、1階、2階と路地の位置を合わせることで、1階の廊下から上を見上げると、晴れている日には青空が広がり、とても開放的な空間になる。
住宅正面の塀を住宅の高さまで上げることで、塀と住宅との間にも路地の空間が生まれる。また塀から入れるような開口部を玄関の位置とずらし、
玄関に行きつくまでの道のりをあえて長くし、路地を通らせることで、今までにない導線が生み出される
https://gyazo.com/552ed9b0a43248f1518188a058182e68
4つの空間の路地側に室内窓を設置する
↓
路地のトップライトから入った日光が壁に反射
↓
間接的な光が各部屋に入り部屋を照らす
https://gyazo.com/9e1d7a5a3d3f95113ee8c999ffc260e8