佐々木碧衣「自然とアーチ」
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コンセプト
拡散する水、日光浴をする女の自然のイメージと、ルネサンスの神秘的なイメージを融合させる。
四角い壁に囲まれて作品だけを強調する従来の美術館ではなく、光や水を使い自然を、アーチ型の窓で神秘性を表現し、彫刻が空間と調和する、空間まるごと作品となるギャラリーを考えた。
彫刻
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一階「拡散する水」
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床に水をはり、スリットやアーチから入る光を反射させることで、まるで生きているかのよう。東側に彫刻を置いているので、特に朝の時間に光が差し込む。
二階「日光浴をする女」
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南側に設置し、スリットの間隔を等間隔に広く開けることでたくさん光を入れ、一緒に日光浴を楽しめるような空間。南側に置いているので、特に昼頃に暖かい光が差し込む。
三階「ルネッサンス」
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奥に行くにつれてアーチの大きさを小さくし、スリット間隔を狭めることで、奥に光が吸い込まれるように見える。
西側に置いているので、特に夕方頃に手前が明るく、奥が暗くなり、まるで、夢の中に入っていくような感覚を味わえる。
ギャラリー全体を通して
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一階にはギャラリーの他に休憩スペースとショップが設けてある。スリットの開いた壁を活用し、休憩スペースには目隠しとなるスリットの壁を増やしベンチを、ショップには壁をくり抜いて商品を並べる棚を作った。どの時間でも楽しめるが、見どころの時間帯である1階の朝日から、2階の昼の日差し、3階の夕方頃の西日まで、休憩スペースとショップも併せて一日中楽しむことができる。
このように、建物全体としてはまとまっていて一見とてもシンプルに見るが、アーチとスリットによって空間を3つに分けている。一日を通して変化する光とともに、自然と作品の調和を感じるギャラリーになっている。
図面
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講評:ここに入力(改行は不可)(福田章)