下川愛月「溶町樹形‐溶け込む都心、浮かぶ緑‐」
建築設計Ⅲ 代官山コンプレックス/2022年度
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代官山は、都心の近郊でパブリックな顔をみせる一方で、低層建築が建ち並び、今も尚四方八方から緑豊かな自然が覗かせる。
縦向きに配置した壁柱は存在を消して奥の緑地まで間が抜け、横向きに配置すると緑を背景にギャラリーブースと化す。
壁柱によって広場は人が行き来をする動的空間から「立ち止まる・休む」静的空間としての効果をもたらす。
また、敷地に対面している周辺の植栽がガラスに反射して映るようにガラス面の角度と高さを設定している。
非自然的素材であるコンクリートの壁柱を樹々のようにまっすぐ伸ばし、ガラスに反射して映る緑と抜けた先に見える緑地が、
パブリックとプライベートの両方の顔をもつ代官山の町並みに溶け込む。
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指導教員:小泉雅生
講評:壁柱でいくつかのヴォリュームを浮かせ、その下部を透過度の高い商業空間とする提案である。浮いたヴォリュームは微妙に角度をずらしながらつながれ、不思議な群造形を生み出し、その下部では様々な活動が見え隠れして、奥へと誘うような魅力的な空間ができあがっている。住戸部分により積極的な提案があればと惜しまれる。(小泉)
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