『Life is Strange 2』プレイレビュー
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「ひとつの選択だけで 人生は決まらないから」
『Life is Strange 2』感想(ネタバレ含む)
◆大まかな感想
このシリーズの大ファンなので、一気に最後までプレイしました。
評価としては「好評か不評か」で言えば「好評」ですが、全体的に「うーん」と感じさせる要素が多いのは事実だと感じました。
本作の主人公は16歳と9歳の兄弟で物語の流れとしては「自業自得」な行動で厄年かのような負の連鎖に陥り、逃避行の中で世間を知る事になり、社会の闇も知っていくというような暗いストーリーが続いていきます。
◆良かった点 / 悪かった点
良かった点
・多様なメッセージ性(ある意味「広く浅く」になり、デメリットでもあるかも)
・前作の登場人物が少しだけ登場する、世界観の共有
悪かった点
・一本道であり、プレイヤーの行動選択肢がかなり少ない
・ゲームデザインの悪化
・前作よりも広いテーマ・世界を舞台として描いているのに対して全体のボリュームが足りていない
・人物の心情描写が足りない
・操作出来るロケーションが少ない
◆描かれるキーワード
・教育と道徳性
・自由への渇望
・自分への失望と堕落
・家庭崩壊
・ヒッピー生活
・人種差別
・貧困
・暴力
・傲慢さ
・政情不安
・規則
・裏切り
・偽善
・麻薬
・宗教
・不寛容な大人たち
◆感じたメッセージ性
・操作するのは子供目線だが、メッセージ的には大人に向けた教育(しつけ・考え方)についてのあれこれ
・教育と自由の狭間で、夢中になれる物を見つけること
・大人・子供関係なく、人の持つ価値観や考え方は本当にバラバラだということを理解すること
・色んな価値観・考え方・規則がある中で、どれくらい自分を曲げて生きるのかということ
・自分を曲げられないなら完全に距離を取って生きる道もあるけど、それは大変だよっていうこと
◆総評
いやー、前作の『Life is Strange』の完成度が高過ぎたんだよな…だから本作の不出来な部分やそもそものポテンシャルが劣っていると感じてしまう、まぁよくある話だけどね。
メッセージ性からは、不寛容な人が減り、広い視野と考え方を持った人が増えればいいなと思いましたw
あとは教育の重要性とそのやり方や向き合い方・考え方など。
◆『Life is Strange 3』はあるのか?
『Life is Strange』は、「DONTNOD」が発案したシリーズですが、IP権利はスクウェア・エニックスが所有しているため、続編が開発されるかどうかは、スクウェア・エニックスのプロダクション部次第との事です。
◆素晴らしいアートワーク
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