「未来のゲームショーはどんなでショー!?」視聴感想+α
久々にポリポリクラブの視聴感想。
ポリポリ☆クラブ 第109回「未来のゲームショーはどんなでショー!?」
TGSのみならず2020年は全てのゲームショウがオンライン上で行われたわけだけど、どうだったのか?
答えとしては全然問題ない。寧ろ殆どの部分ではオンラインで行う方がメリットは多いのかも。
◆東京ゲームショウは何故「つまらなく」なったのか?
最近の東京ゲームショウについては、ほぼ満場一致で「面白くはない・驚きがない・行く気があまり起きない」という意見でした。
挙げられる理由としては
・新発表が殆どない
・お祭り感がない
・行った人だけが得られるアドバンテージが薄い
この中でも最も大きい理由が、新発表がない点です。
では何故、東京ゲームショウに合わせて新作発表などの大きい発表がされなくなったのか?
その理由としてはネットとSNSの浸透により、わざわざゲームショウで発表しなくても情報は瞬く間に広まるから、色んな企業が集まって開催されるゲームショウで発表するよりも、企業ごとに好ましいタイミングで発表した方が情報は広まりやすいためだと思われます。
あとは根本的な理由として、東京ゲームショウ運営側がゲーム企業に対して根回しをしていないという点です。E3や年末の恒例となりつつあるTGAなどでは間違いなく企業やクリエイターに事前にお願いして新発表を用意してもらっているのに対して東京ゲームショウの場合はそれがないので、より期待感が薄いイベントになってしまっている。更にPAXのようなコンベンション感もないしお祭り感も薄いので意義性が消失。
◆ビジネスショー路線なのか、コンベンション路線なのか
結論としては、今の路線では「行かなくてもいいや」って人の方が多いと思われます、実際自分も何年か前に1度行って「こりゃもう来なくていいな」って思ったくらいなのでw
東京ゲームショウよりも新作発表が多数行われるE3ですら、今のままではダメだと言われているのでゲームショウという形のイベントは必要なくなってきているのかもしれません、発表をするだけなら本当にオンラインで行えばいいと。
それよりも、開発者に多数来てもらってディープな開発話をしたりだとかファンミーティングをするだとか、超会議のように様々な企画を織り交ぜながらゲームの告知をするだとかして、路線を大幅に変更する必要があるのかもしれません。
◆新発表を増やす方法
・パートナー企業を増やす
・有名な企業を傘下に置く(買収)
発表内容を増やすには単純に企業毎に開発本数を増やすしかないと思います。
例えば「DONTNOD Entertainment」というデベロッパーは複数の大手パブリッシャーと協業して多数の新規ゲームを生み出しています。同様に高い開発技術を持ったインディーゲームデベロッパーやパブリッシャーはまだまだ多く存在するので、それらとパートナーシップを結ぶなり買収するなりして、大手企業のコンテンツ力の強化をしていく必要性が特に日本の企業には必要なのかもしれません。
◆櫻井氏(スマブラの)がTGS2020で感じたこと
10/15のファミ通より抜粋
・期待と情報を合わせる必要性
新情報を期待しているのに永遠とバラエティ番組のような展開が続くと不評を買う結果になる。
なので、事前に番組内容をタイトル名でハッキリさせる必要がありそう。
上手いタイトルの付け方で言えば
「ニーア TGS2020 特番まぁまぁ新情報がありまスペシャル」
このタイトルであれば大きい発表はないかもしれないけど、少なからず新情報は発表されるということが分かる。
「ニーア関係者トーク 殆ど新情報はないでスペシャル」
これは関係者のトークを聞きたい人向けで新情報はほぼ皆無ですよ、というのが分かる。
こんな感じで、「新情報の有無」と「具体的な番組内容」を簡潔にまとめたタイトルを付けた方が良いだろうという事です。