「注意を内容に向けさせるためにあえてデザインを簡便にする」は誤り
#design単純なデザインはユーザーの注意を内容に向けさせるための最適解ではない。
内容を強調するデザイン
人間の注意誘導はUI設計の要である
重要度の高い部分に自然と視線が向かうように設計する
デザインを質素にすれば、メインエリアの内容を充実させることに人間の注意が向かうわけではない。
人間の眼球は通常、視線が向けられている対象に焦点が合わせられ、周辺視野はレンズの屈折率に合わせて歪み、ピンボケを起こしている。
色によるUIコンポーネントのロール表現と影を利用する意義
スクロール可能な領域と隣接領域との境界線のない「ボーダーレス」なデザインの是非
枠線を多用しないのが基本
過度な立体感や境界線は、アイコンの持つ機能ではなくUIコンポーネントそのものに注意資源が割かれるように誘導する
テキストの色と枠線や背景の色が同じでないほうがよい
白黒のデザインでは、明暗のコントラストでしかコンポーネントの階層化を行うことができなくなる
色相のコントラストでコンポーネント間の境界を表現する
外枠として色のついた影を利用する
色相の深度で立体感を表現する:立体感を抑えながらを手前に「浮き上がらせる」自然な注意誘導を実現することが可能
異なる色が重ね合わせられることでコンポーネントのヒエラルキーが表現される
ロールが自然と定着してしまっているような色は通常適していない。
紫や青緑、砂漠のような黄のように「曖昧な色」が望ましい。
UI設計におけるフラットデザインの持つ特性の是非
「奥行き」の次元がない
影とグラデーションが封じられる
yellow注意誘導に難がある
フラットデザインの特性を効果的に利用すれば強い印象を与えることができる
スキュモーフィズムの成功 – nowwriting旧iOSの成功には、物理世界の道具を模倣するスキュモーフィズムのデザイン哲学が大いに貢献した。
様々な説明を不要にする
star(フラットデザインに比べて)スキュモーフィズムなUIでは機能性に注意が向けられづらくなる。
ソフトから「アプリ」へ。
機能を一つ追加するだけでも、利用者に違和感なく受け入れられるようグラフィックデザインに気を配らなければならなくなる。
本来、GUIに物理世界の法則と同じような「材質」や「位置関係」、「肌触り」などというものは存在しない。
利用者が期待するような「現実に既にある物と同様の使い勝手」にも良し悪しがある。
starUIと機能を切り離して捉えられない利用者が増える。
高級感を演出することができる
中身にかかわらず、自動的に「上等な包装紙に包まれる」。目眩ましともいう。
何もしなくても、最初からそれらしい雰囲気が演出されてしまう。ただ画面を表示しているだけで気分が良くなれる
電子書籍リーダーアプリの例
旧版の iBooks
動画サイトの例:YouTubenorei
nowwritingあとで加筆・修正する
Cosenseのテーマを作成する
nowwritingあとで加筆・修正する
スキンを着脱するには、バーの右側の余白部分をクリックするか、キャレットカーソルを移動する。
うまく切り替わらない場合は、一旦別の行にフォーカスを移してから再試行するといい
現在のCosenseプロジェクトテーマに切り替える(スキンを脱がす):--project-theme noskin
スキン「Alruina Aŭreolo」にデザインを切り替える:--project-theme nremiel.aureolo
雑記
star初期状態の機能性を最低限のものにしても、大半のユーザーはそのまま使うか、細々とした機能拡張を追加するだけに留まる。
多くの人は「目の前にないモノ」の存在を想定しないし、できない
結果としてred「特に何もできない」という雑な認識がそのまま最終判断として下される
人は不便・不都合・不合理な点を見つけるのは得意だが、その解決方法を考え出すのは不得手である。
だいたいは別のところに取り柄がある。
ある道具を開発した人、ある道具の使い方を知り尽くしている人、ある道具の使い方の全てを把握していないが優れた生産性を発揮する人などがいる。
1番目と2番目の両方である人は主に技術職である。
目的もなくツールを弄り回している人は自動的に2番目のタイプになる。その中で1の役に立つのは少数。
目的や方向性が示されている方がよい
一から、またはゼロから自分で全てを作り上げられるような人はそう多くない。
多くの人にはできないし、できるかどうかと、実際にやるか、どこまでやるかは別の問題。
具体的に何を追加・修正すればいいのかに迷う余地を減らす
具体的に何ができるのか、何をしているのか、最低でも目で見て分かる段階にする必要がある。
他者による斜め上の期待が誤りだということを一目で納得させた上で自身の方向性に引きずり込めるだけの才能を証明する必要がある。
潜在能力や可能性の持つ力を肌で感じ取れる人間は同類だけである。
第一印象が果たす役割の重要性
外見が中身を決定する。外見と中身の「印象」は共に成長・発展する。
期待感以上の深さを感じ取らせる
常に予想の遥か上を行く。
単に研究すればよい。
Cosense.iconCosense – star目的のユーザー記法にリーチできなければその書式が存在しないも同じ
実際に何が既にあるのかは探し回るまで分からない
redオーソドックスな書式を追加するために「他のプロジェクトを探し回る時間」が無駄。
「目的のものに巡り会えなければ最悪自分でCSSを書く」人にとっては別。
red自分が欲しい物を自分で作成する時間と労力が無駄。「なければ自分で作ればよい」ではない。最初から用意されているほうがいいに決まっている。
初期状態の文字修飾記法を拡充させて Markdown エディターか OneNote と同等以上の利便性を確立する
自分で使うためのものなのだから微修正は大した負担にならない。
「OneNoteの記法群を提供する文字装飾記法のセット」なる名前のProjectCSSバンドルを作成して、出来が良ければ再利用しやすいように調整してもいいだろう。
究極的には、CSSの編集技能のある一部のパワーユーザー以外には「どう活用できるのかの方向性さえ見えてこないツール」程度の認識に終わってしまいかねない
とにかく初期状態から最低限度以上の機能性を提供しておくこと
高機能なリッチテキストエディター最盛時代にプレーンテキスト同然の簡易的な機能だけを使いたい人などいない
「モバイルファースト」とは優先順位の話である。黎明期のモバイルアプリ並の利便性にしようということではない(Windows 8 とか)
Cosense.iconの場合
単にテキストの背景色を変えられるようにするだけでも、「上級者向けの危険な機能」(原文ママ)にあたる ProjectCSS 経由で文字装飾記法を追加する必要がある(/help-jp/UserCSS)
ロールと色分けの関係性は自明でないという問題がある
検索に有用なのはロールのほう
例:テキストのロールをもとに背景色などを変える記法
/scrasobox/マーカー – グラデーションで巧妙にマーキングペンが再現された例。
行頭記号付きマーカー記法(by Nrem.icon)– ハッシュタグと同じ扱いになる。
「重要な部分を赤くする」記法 – /help-jp/文字装飾記法#59f6c087efa18e0000951554
「漫画の様な吹き出しを作る」記法 – /help-jp/文字装飾記法#59f6c087efa18e00009514fb
/help-jp/Helpfeel記法
例:背景色を変える記法
マーカー記法(by Nrem.icon)
このCSSは、「簡潔で分かりやすい、かつ再利用性の高いユーザー記法」として誰かの参考になることを念頭に置いている(自分にとってもそういった物が使いやすいため)
CSSで:has擬似クラスが利用できるようになったのは比較的最近のことである。
nowwritingあとでかく.
TPOと対象となる層に合わせたデザインにする
star水のような存在の必須性と流れるような操作体系
必要な情報を、適切なタイミングと場所で表示すること
何の知識もなくても直感的に使えるUIとは質素なデザインのことではない
star洗練された複雑さ
単純で漠然とした状態ではなく、機能が豊富かつ複雑に分化・専門化していること
nowwritingモジュール化の
それが秩序だっていれば、人は全体像と利用方法を把握しやすい。
何かが足りなかったとしても、どのような機能を変更または追加すればよいのかが想像しやすい。
結局のところ、機能性と利便性が道具の価値を決定する。
機能が足りないツールは人間の創造性を妨げる
低機能であるというだけで似通ってしまう。
単発アプリ群にはUIの見栄えと誇大広告以外に競合サービスとの差別化要素がない。
とにかく機能性を追求しろ
タスク管理アプリの中でも圧倒的な機能性を誇るのは「TickTick」と「Super Productivity」の二つである。利便性において競合サービスの上位互換と化している。
リマインダーツール:Any.do、Todoist、Wunderlist 等
リマインダー兼小規模メモツール: Evernote 等
ポモドーロタイマー系作業時間管理ツール:Google Playへのリンク
人は完成度が高く、かつ発展の余地を残しているものに惹かれる。
完全・完璧でなく隙を見せること。自分好みの色に染め上げられるような雰囲気が醸し出されていること。
これは人間にも当てはまる
現在進行形で絶え間ない発展を遂げている「生きたプラットフォーム」であること
ユーザー自身で工夫の余地があること
しかし機能そのものに手を入れられないのであれば、組み合わせの幅が完全に有限の頭打ち状態となる。
発展がなく停滞する運命にあるコミュニティは段々そこにいる人間の平均レベルが下がってゆく
Notion の公開テンプレートという名の「コミュニティ」システムの将来性が見えない。
あれは書式の組み合わせ方以外に工夫の余地がない。大体の物を自分自身で考え出せる人にはほとんど用がない。
Cosense.iconCosense の設計思想は UserCSS によるモジュール化を前提としているが、実際の運用は利用者に委ねられている。
懸念事項:(Nrem.iconのような)物好き以外の視点ではどのように活用できるのかが見えてこないのではないか
実例を示す必要がある(Surluna Arĥivejo の存在意義の一つ)
誰かが羨望の眼差しを集める役をしなければならない。別に誰でもよい。