Outbox model
NIP-65は「Outbox model」(アウトボックスモデル)を成立させるための提案となっている 元々 "The gossip model"(ゴシップモデル) と呼ばれていたが、Gossip modelと関係ないクライアントGossipとの混同をさけるためOutbox modelと呼ぶべきとされた 誰かの投稿を取得するには、その人が日頃投稿しているリレーに接続しなければならない。
反対に自分の投稿を見つけてもらうには、自分の投稿しているリレーを伝えなければならない。
その人が使っているリレーを見つける方法はいくつか存在するが、課題がある:
フォロー時にそのリレーを自分のリレー設定に追加するような賢いクライアントが少ない
nprofileは自分を見つけてもらうためのものであって、フォロー後に情報が残らない
フォロー時にそのリレーを自分のリレー設定に追加するような賢いクライアントが少ない
nostrを使っている全員がドメイン認証をしているわけではない
relaysプロパティは必須項目ではない
それぞれのドメインに対して問い合わせをしなければいけない
フォロー時にリレー設定に追加するのでないなら、動的に問い合わせる必要がある
対応しているクライアントが少ない
NIP-01の更新で廃止された
NIP-65は「私は普段からこのリレーに投稿しますよ」と公表することができる
クライアントはリレーの一覧を簡単な問い合わせで取得し、接続すべきリレーを見つけることができる
NIP-65著者による解説
Outboxes and Inboxesの節にある図を見れば、writeリレー/readリレーの意味をひと目で把握できる
NIP-65の古いバージョンの「動機」にも詳しい説明がある