NIP-22
Event created_at Limits
リレーが、「created_at(作成時刻のタイムスタンプ)がここからここまでのイベントしか受け入れません」という制限を設けられるようにするための提案。
created_atの上限・下限は、NIP-01で定められたように秒単位のUnixタイムスタンプでなければならない(MUST)。 このNIPに対応するリレーは、「イベントのcreated_atが許可された範囲外なので弾きましたよ」という内容を持つOKメッセージをクライアントに送信すべきである(SHOULD)。
クライアントは、リレーがこのNIPで定められたcreated_at制限を設けているかどうかを調べるにあたって、NIP-11のsupported_tagsを用いるべきである(SHOULD)。 動機
イベントのcreated_atは単なるUnixタイムスタンプであり、好きな時刻を設定できてしまう。
→ リレーが遠い過去や未来のイベントの受け入れを制限するための手段を定めたい
上書き可能イベントは、ユーザの環境のシステム時刻が狂った状態で送信されるとおかしな挙動を起こしうる。
システム時刻が遅れていると、何の通知もなく無視されてしまう
システム時刻が進んでいると、他の正しい時刻に行われた更新が無視されてしまう
このNIPが広く採用されれば、creted_atがおかしいイベントの数が減少し、結果としてより良いユーザ体験につながるはず
古い投稿を新しいリレーに移動するユースケースは、リレーが古いイベントを弾くようになっていると上手くいかないことに注意