並べたいものは並べなくてはならないし、並べなくていいものは並べてはならない
というのが自分の情報管理で忘れてはならないポイントっぽい。(私個人の話です)
nora.iconリンクは縦横無尽に貼りたいが整然としていてほしい情報というのがあり、暫くScrapboxでなんとかしようとしていたが、結局のところDynalistで解決しそう。 nora.iconイメージはカード状だが別に混ぜたくはないというものに対しては、「箱にごちゃっと突っ込む」型よりは「ノードをカードに見立てて整列させる」型のほうが良さそう。(そりゃそう)(しかし今実感している)
nora.icon「自分のフォーカスに合わせて並べ替える」と「自分のフォーカスに基づいてピックアップする」の間にかなりの距離がある。
nora.icon一方に特化したツールでもう一方をも賄ってしまおうとするのは相当に無理があると感じる。一箇所でやるなら最初からどちらも重視しているツールというのが必要になるだろうし、Roam Researchはそこがすごいんだろう。 nora.icon「検索」と「ピックアップ」も違うよね。磁石を砂場に突っ込んで砂鉄を集めることを「ピックアップ」とは言わないだろう。検索という機能でピックアップをするということは普通にあるけど、同じ場所でやってはいるが感覚的に違うことをやっている。
nora.iconRoam Researchはすごいんだけど、そもそも「並べ替える」と「ピックアップする」を同じ場所でやりたいか(並べ替えられるものの粒度とピックアップされるものの粒度は一緒か)と考えると、私の中ではなんか微妙に違っていて、結局滑らかに使えなかった。
nora.icon自分が認識する「塊感」の問題。自分の手に馴染む塊の大きさや質感はそれぞれ結構違うのかもしれない。
nora.icon情報の階層を松の林だとすると(唐突なメタファー)、松林>松の木>松の枝>松ぼっくり>松ぼっくりの鱗片、みたいになっていて、それぞれのステージで「松」としか表現しない場合があり、「松」で検索すると明らかにサイズ感が違う情報が文字列として同じようなサイズ感で全部ひっかかってくる問題。 nora.iconこのような問題の解消には工夫が必要になるとして、「どう工夫したいか」に個性の幅がめちゃめちゃ広く現れる感じがする。信仰する神ツールは各人ばらばらになるのは当然で、ツールの機能の優劣的なもの(「的なもの」でしかない)でぼろくそに言ったりすると戦争になってしまう。
ツールの機能に「違い」「有無」はもちろんあるわけだが、それを「優劣」と言えるかと考えると、客観的に見て優劣と言っていい範囲はそれぞれが主観的に優劣として考えたくなる範囲よりだいぶ小さそうな気がするんだよね。
nora.icon自己分析してみると、並べたいものは並べなくてはならないし、並べなくていいものは並べてはならない、という感じがする。並べたいものを並べられないツールで管理しない、並べなくていいものを並べるツールで管理しない。自分の場合それをきちんと守ることが必要そう。
nora.icon(並んでなくていいものが並んでいることで逆にごちゃつきを漂わせているDynalistの画面と、並べたいものなのに並べられないので普通にごちゃついているScrapboxの画面を眺めているのが今です)
nora.icon「並んでなくていいものが並んでいることで逆にごちゃついている」ということがミソです。今日気づいた。ええい、秩序がないなら並ぶな!という気持ちが湧いたのをつかまえることに成功した。
nora.icon並んでいるという状態に対して、「ここは無秩序でいいんです」という割り切り方をするのがものすごく難しい。いや頭ではわかっているんだけど。しかし並べなくてはならないならなんとしてもその並びに納得したくなる。数字が並んでいたら一般項を表す式を見つけ出したくなる的な。無限に時間が溶ける。
nora.iconそもそも無秩序でしかありえないものに対して秩序を見つけ出そうという気持ちが働くのは、その気持ちの分のエネルギーが丸ごと無駄になる。(ここでの状況の想定としては「こねている間にだんだん秩序を作ることを目指す」というアウトライナーらしい目的はそこにないものとします)