▽感情的にならない暮らしを見るのは癒やしになる
nora.icon知的生産とか情報管理とかメタな次元の話をしている人々は、あまり感情を感情的に表現しようとしないので眺めているだけで安心できる。感情的な振る舞いを目に入れないだけでなく、感情的にならない暮らしを見るということが心に良い感じがする。
nora.icon計画的に感情的な振る舞いを繰り出すタイプのユーモアというものはあって、それは確かに面白いんだけれど、それに対する反応や、それを上辺だけ真似た何かや、あるいは心配りが不十分でユーモアとして失敗してしまったものは、かなり心を疲弊させる暴力になってしまう。
nora.iconそういうユーモアが日常的に存在する世界は愉快に感じるタイミングが多くてついつい長居してしまうけれど、切れ味の鋭さ勝負のスリリングなユーモアが少ない代わりに暴力性もない穏やかな世界を住処とした方が私は幸せになれそう。スリリングでないユーモアというのももちろん無限にあるわけだし。
nora.icon例えばツッコミが苛烈な漫才があったとして、漫才をやっているその人たちは普段は穏やかな世界にいて漫才のときだけそういう世界に出かけていって表現しているのかもしれない。でも漫才を見る人々は、その漫才師たちよりずっとその激しい世界に浸りっぱなしになってしまう場合がある。それも結構ある。