▽Obsidianは抽象、Scrapboxは具体を対象にする
※この場合Scrapboxは個人用を想定
nora.iconObsidianは抽象、Scrapboxは具体を対象にするという使い分けに落ち着きつつある。言い換えると、Obsidianで作るページは「文・フレーズでしか表現できない単位」、Scrapboxは「単語で表現できる単位」で構築していくイメージ。 nora.iconScrapboxは「カード」「サムネイル」という視覚的な概念があるから、モノ的なものを扱うのが馴染む感じがする。「(タイル状に)並ぶ」ということに意味があるものと当然相性が良い。一方Obsidianではモノ的にならないということに意味を見出すことができる。量の圧力(=存在感)を然程感じずに済む。
nora.iconScrapboxでもUserCSSをいじればタイル状ではなくリスト状にカードを並べることもできるし、文章のためのプロジェクトでは実際そうやって縦に並ぶようにしている(それは体感的にうまくいっていた)。Obsidianは元からそういうものなので、思索に関しては私の要求により自然に応えてくれるのはそちら。
nora.iconScrapboxは固体〜液体、Obsidianは液体〜気体のイメージなのだが、つまるところ「ページを切り分ける」ということの意味が違ってくる印象がある。「分けられるものを分ける」のか、「分けようがないものを、取り扱いを可能にするべくやむなく分けようとする」のか。切り口が明らかなのか曖昧なのか。
nora.iconZettelkastenの構造ノートは同じページを含むものをいくつも作ることになる可能性があるし、ひとつのページがあちこちからリンクされたりすることになるが、それは「分けようがないが、分ける」という無理をリンクの力で補っているイメージでもある。単に「関連している」というリンクではない印象。