note|「です・ます調」か「だ・である調」か
「です・ます調」=敬体且つ話し言葉
生身の人間であると意識する
顔の存在感
話者の距離が近い感じ
世界のどこかにいる遠い人ではなく、自分が聴きに行った講演会の演壇に立っている人、くらいの距離
「だ・である調」を柔らかくしたものではない
"語りかける"という属性を文章にもたらしてしまう
自分のこの話はいったい誰に言っているんだろう?という疑問
ただ"言いたい"のにしては、人との距離が近過ぎる
「だ・である調」=常体且つ書き言葉
意思を持つ存在としての生々しさを感じる
心の存在感
砕けた表現でありながら話者の距離は遠め
「(自分と近くはない)どこかの誰か」という距離感
敬体ではなく常体だが実際にそのように誰かに話すことはほとんどない
書く以外で用いるのは演説のときだけ
「です・ます調」でなくとも柔らかく言うことはできる
語の選択を工夫する
自分の失敗
前提
「語りかけたい」のではなく「言いたい」
しかし「強く言いたい」のではない
選択したもの
印象を和らげようとして「です・ます調」を選択
「私は誰に言ってるんだ」という疑問
そもそも自分が「いいなあ」と思うのは
常体で、且つ慎重に書かれた、信念や人生の滲み出る文章
結論
私は「だ・である調」で書くのが良い