ツール選択とバイオリズムと砂時計
nora.icon私の中で自分の思考形態の流体度みたいなのがバイオリズムのごとく日々変わっていて、それによってその日使えるツールみたいなのも変わってしまう感がある。だいたい継続できるのは三週間とか。最初は「ツールに飽きた」ということかと思ったが、「飽き」とは微妙に違っている感じがある。
nora.icon自分のその不定型でぐにょんぐにょんと変わってしまう脳みそに如何なる時も寄り添ってくれるツールを探してあれこれ試すけど、「これ良いかも」と感じたときはその瞬間の脳の形にフィットしているだけで、三週間経つとズレてしまう。フィットする時期がいずれ戻ってくる可能性はある。
nora.icon今Logseqが三週間目で、順調に怪しくなってきている。Logseqに欠点を見出したとかではなく、自分の状態が変わっていて、それに応じた使い方改革をツール内でやれないと使えなくなってしまう…。
鞘戸 コウ(@koh_izuremo)
nora.iconそもそも「飽き」をどう捉えるかという話かもしれないので「それは飽きではない」という論を展開する気はないですが、私の場合はある形式を続けるということに困難を感じており、同時に「形式」に対してしかそれを感じないので、単に「飽きっぽい」というだけでは片付けられない感じがするんですよね。
nora.iconフォーマットを設定しだしたらそれは勿論三週間とかで無理になるのですが、もっと大きい形式、つまり「アウトライナー」とか「B5ノート」とか「システム手帳」とかそういう括りで無理が生じてきて、そしてやがて一周して戻ってくる感じがするので、「飽き」じゃなくて「周期」のイメージがあります。
DynalistにしろScrapboxにしろ大学ノートにしろ手帳にしろ他の数多のツールにしろ、一回無理になってもそこで二度と無理になるわけではない
デジタルツールの場合は「同じ機能がある別のツール」に移ることによって過去使っていたツールには戻らないということがあり得るけれど、「今この機能が自分にしっくり来る」ということが周期的に変動するので、似たツールをそのうち欲することになる
nora.icon箇条書きをすれば反箇条書きに、アナログに書けば反アナログに、リフィルを使えば反リフィルに思考のゲージみたいなのが溜まっていく感じはあるのでそれが一定値を超えると「飽き」の状態になるのかもしれないけど、「飽きて終わり」ではなくゲージの上下で同じルートをぐるぐる回ることになる。
nora.icon天秤がいくつもあってその状態の組み合わせによって「今良い感じな気がするツール」が変わってしまうから、絶えずふらふらしているし自分の状態が複雑すぎてよくわからないという感じがする。
nora.iconゲージとか天秤とかいうより砂時計かもしれない。そしてそれぞれの要素(「箇条書き」とか「アナログノート」とか)について砂時計のサイズが違っているので、二択で切り替えればいいということにならない。
nora.icon砂時計A,B,Cについて{a1,b1,c1}を満たすツールと{a2,b2,c2}を満たすツールのふたつを用意すればいいのではなく、単純に言うと2^3=8通りになってしまうみたいな。(実際にはそこまで均等にバラバラにはならないけど)
なんでこれがこんなに複雑になっているかというと、「異なる種類のものを同時に使う」ということが下手というのがまずひとつある
困っているのが「日記」「所感」「問題解決」の類の記録で、毎日発生するもので参照する可能性があるがデータとしてまとめ直すのが難しい、謂わば私という人間の「生の記録」をどうするかという問題
テーマとして定まっているとか時々しか書かないとかなら専用のノート・場所を作ればよく、そういったものは大凡継続している
砂時計
アナログかデジタルか(推定周期9週間)
だいたい2ヶ月前後でメインのアイテムを変えようとする
同時に並行して使うということにはならないのが自分の極めて面倒なところ
アナログ寄りになりだすとGitが急激に面倒になる感じがある(手間らしい手間はないのに操作に心理的抵抗が生じる)
リフィルorカードか綴じか(推定周期6週間)
リフィルorカードの周期は綴じの周期に対して短いかも(3週間:6週間みたいな)
箇条書きか文章か(推定周期3週間)
デジタルではアウトライナーとプレーンテキスト系ツールをそのくらいで行き来しようとする
(Scrapboxは公開プロジェクトに限り書き方をおよそ一定に維持できるが、非公開プロジェクトは必ずしも維持されない)
のらてつ研究所での文体としては、だいたい40~80字の短文を構造化する形で安定している(多分)
これはTwitterに於いてそういう組み立てで120〜140字を継続しているのと同じ
何かを意味が通じるように書くときに頭の中で構築される文のサイズがそういうふうになっている
アナログではバレットジャーナル系と普通の日記系の記述を行き来する
暖色か寒色か(推定周期不明)
メインカラーとして彩度やや低めの明るい青緑系が無難ではある(周期の影響を受けにくい)
明るい青に寄りたい時があるが実際そうするとしばらくして見たくなくなってくる
反動でオレンジ系に寄るが(好きな色ではある)、テンションに合わない感じがして疲れてくる
迷彩っぽいカラーリングも多分安定的だけど自覚的な好みとしていまいちなので愛着が湧かない
一番良くないのは紫系(多分)
自覚的に嫌いな色はピンク系統だけど、実際身の周りに存在していないのは紫系統なので、本当に苦手な色は多分ピンクではなく紫
(ピンク嫌悪は色味そのものではなく社会的なあれこれへの反発心だと思われる)
「ピンクっぽい色調」にならない範囲でそれなりにちょこちょこ使っている
見回してみても本当に紫がない、ペンもマッキーが1本だけ
単体で買うことがない
意識してなかったから本能的に避けてるみたいな感じなんだと思う
紫の反対色の領域にある迷彩カラーは多分いつでもストレスが少ない
まあ草木の色だから馴染んでいるのだろう
紫は花の色にはよくあるが、私の場合植物は好きだけど花には大して関心がない
色相に加えて彩度の周期もあるのかもしれない
基本的には彩度はやや低め、明度はライトテーマの範疇で若干下げる感じが望ましい
筆記する場所はデジタルにしろアナログにしろいつも真っ白であってほしい
ただしカードに限ってはカラーが必要(真っ白なカードは使えない)
(色の影響は私個人の話なので一般的にどうかは全然わからない)
発信か自己完結か(推定周期6週間前後/周期的だが発信の期間が短い)
発信1週間・自己完結5週間みたいなサイクルか(Scrapboxは公開していても自己完結の側)
発信1週間・自己完結2週間が基本で時々発信にスイッチしないで自己完結が更に2~3週間継続されるみたいな感じかも
いずれにしろ週1~2でコンスタントに書いていこうみたいなのがおそろしく難しい
「物語」の摂取によって発信の波が消滅する可能性がある
小説、映画、ドラマ、漫画、ゲーム
現実から遠ざかる度合いの強さ
逆に言うと、「非物語性」「現実度」みたいなものが高まったときに私は発信をしてみようと感じる
2021/09/04時点の状態を分析してみる
現在の砂時計
アナログかデジタルか→デジタルからアナログに切り替わるところ
箇条書きか文章か→文章に切り替わった
暖色か寒色か→たぶん暖色寄り(青を欲していない)
発信か自己完結か→たぶん自己完結から発信に切り替わるところ
ツール
今Logseqを使っていて気分と合わなくなってきている
デジタル・箇条書き・自己完結→アナログ・文章・発信に変わっているので
たまたま全部切り替わろうとしている
切り替わるまでは全部合っていたのでLogseqはぴったりだった
読書メモとして既に「カード(アナログ)に文章で書く」ということを始めている
普通のメモもカード状メモ紙にやや整った文章で書いている
発信の用意はデジタルでやるのでDynalistの使用頻度が上がると思われる
Logseqを使っている間Dynalistは触っていなかった
配色について
明るい暖色は必要としていないがオリーブグリーン~カーキくらいが丁度いいかもしれない
シアンとかの強い青は避けたい感じがある(好きな色なんだけど)
https://gyazo.com/2507754e7805a6f3f62fc666dcef6a20
現時点のイメージ
https://gyazo.com/683631cbb08e16e6d9d7ddce13e254b2
この「したくなるかも」の時期にその情報を得てしまうとガーッとそっちに傾いてしまう可能性がある
日記を書きたくなる時期にほぼ日手帳の用例とか見るとそれが最高のものに見えてしまう、みたいな
情報を得ないことによって、一気に傾いてしまうことを防げると予測できる
逆に楽しい気分になりたいなら波に合わせて情報を取りに行くと良さそう
🤔
整理していったらなんとなく対処可能な気がしてきた
砂時計の数とサイズはあやふや
とりあえず砂時計の存在がはっきりしているのは上記の5つ
(グラフでは「リフィルorカードか綴じか」を含めていない)
もしアナログ↔デジタルが9週間交替(=1周18週間)で文章↔箇条書きが6週間交替(=1周12週間)だとすれば、2つの波は36週間で元の位置に戻る
半年以上かかる
その間に新しいデジタルツールが誕生していると、ループとして一周しないで自覚としては絶えず新しいことをやっている感じがしてしまう
でも多分求めていることはループしている
波の存在と、実際にどうしているかは別の問題
例えばデジタルツールを半年ずっと使っていたとしても、それはデジタルの波が続いていたとは限らない
気分の波はアナログ寄りになっていたのにデジタルで押し通した結果、「なんか違うんだよな~」と不本意な気持ちになって停滞気味になっているという可能性がある
つまり、アナログを使っていないからデジタルを通しているようだが、デジタルを十分に使えているわけではなく、生産性(ここでは創造性とか効率とかそのへん全部のこと)自体が落ちている状態
デジタルにこだわらずにアナログツールを試していれば停滞することなく創造できていたかもしれない