三密堂書店とテクノ 反省と感想
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当日までの準備
3ヶ月ぐらい全部でバッファあったけどこれは悪くなかった
Webミーティングを複数回する中でとにかく変わらないこと/変えたくないことにたちかえっては前提認識を確認し合えた
コストの見積もりは甘々すぎた
結果としてはもう少しエントランスフィー上げても良かったんだと思う
けれどもある程度のクオリティを求めてイベントやる場合はイベントスペース以外でやるには基本的にコスパは悪い
機材の調達も必要だし、キャパに余裕ない、環境的にも最適化されてない、
一度の催しでコストを相殺するのは今後やるにしてもかなりむずそう
(それでも赤字掘るのは持続性ないし気持ち良くないので避けたい)
チケット制のみじゃなく分けても良いかもだった
ある程度はコストを最小化して、コストの8割を事前割引みたいな形でチケットで売り込んで当日数人の枠を高めの入場料で募集する、とかが良さそう
抽選の枠組みも別にいらなかった
当日
24じスタートじゃなくて22じスタートとかで良かった
人間の体力は昼行性に最適化されてるので前にズラした方が良さそう
1番空間密度が高くて程よく充満性がある空間をある程度持続させたほうがより楽しい
飲み物の種類多すぎた
数種類用意してストック切れないぐらいのスタンバイがあればそれで良さそ
あとカップの容量が大きすぎた
飲み物を飲んでくれない
21人がお客さんとしてきてくれた、25人まではいけそう(+スタッフ)
良かった点
デザインの部分や、当日の演出含めて「品」や「知性」をある程度は担保できた
だからこそテクノサウンドと空間性/イベント性に良い差分が生まれたんじゃないか
諸々の反省
1週間前には基本的に人以外のリソースの準備は完了しておくべき
当日にあらゆるリソースを揃えようとするのでは不可逆な事態に発展しかねない
実際機材トラブルしかけたので危なかった、飲み物もすぐに消費されてしまったり...
どんな感じで募集を募るかは今後の課題
理想を追求していくと、クラブにはできないことをやりたいので、例えばクラブにそこまで足を運ばない客層(サラリーマンとか)に来てもらえたらよりハッピーだし、楽しみ方として熊野寮もそうだけど空間認識や実存性みたいなのをよりクローズアップできたら良いなとも思う。そういう意味ではもうちょっと拡張する余地はあるかも
VJ絡めるとか、デイイベにして間口広げるとか、インスタレーション化するとか。
良くも悪しくもクラブにリソースを割く層にしか基本的にリーチできない+演出者のフォロワー層がそのまま当日のお客さんの層に反映したのも紛れもない事実
そういう意味でも次回Aokiさんとか呼べたらもっとよりグラデーションが生まれて良いんだろうなと
予算難しいため、プロモーションはSNS使うぐらいしかない、せいぜい早めに準備して物理プロモとかもありかもだけど効果考えるとSNS以外は厳しいかな
今回では工藤くんと千葉くん、それぞれと横一線て感じで企画していったけど色々リソースを割いてもらうのが申し訳ないのと、総合的にディレクション側の意向がそのまま実装されたほうが唯一性ありそうと感じた
今後は例えば私がまた何かやるとして、もう1人コアでディレクションやってくれる人ひとり立てるなどして、基本的にはデザインならデザイン、演出なら演出、という形で仕事というかタスクとして一つ一つの作業を委任していくのが良いんじゃないかなと思った
嬉しい
古本屋の機能であり楽しさである「digる」という行為性をいっぱいやってもらえたみたいでとても嬉しかった
そもそも心理的安全性を作ることを全く意図してなかったけれど、必然的に入退場不可にしたことが結果として本屋に閉じ籠る(=本棚を見つめる時間が増える)ことにつながってdigが促進されて本の購買が増えたり会話が発生したり喜びが生まれたりとそういうのを観測できたのは良い意味で興味深かった
身体を揺らしながら本棚を眺める光景
企画して良かったなと思えた
愛でした
本が音を吸収していた、空間性あった
若めの層に三密堂の存在をリーチできた