のきばトーク63
https://www.youtube.com/watch?v=UYn6gEP76Mw
agenda(的なもの)
事前に読者さんからいただいているやる気クエストに関する質問にお答えさせていただきながら、ざっくばらんにお話し合いができれば個人的には嬉しいなと思っています。
質問の一部
やる気クエストはどうやって始まったのでしょうか?
お二人の打ち合わせはどのように進めていましたか?
佐々木さんにお伺いしたいのは、手を離れて純さんの中でストーリーが育っていった中で、興味深かった点や意外な点はどのようなものがありましたか?
内容
やる気クエストのファンブックのおまけコンテンツとして対談があったら面白いのではないか、というのが発端だった(10月くらい)。
「自分でファンブックを作るのは、どうなんだろう?」という疑問
うさぼうさんが「私の野望はやる気クエストのお手伝いをすることなので」と手を挙げてくださったので、一緒にやることに。 読者さんからのQ&Aに答えていく
Q.やる気クエストは、どう始まったのでしょうか?
品川のルノアール(岡野)? カレー屋さん(佐々木)?
純さんは「佐々木さんが一緒に何か書きましょう」という意向を持っていてくださったと思っていたが、佐々木さんはそんな記憶はない模様?
漠然と二人で、「一緒に本を作りましょう」という企画(計画)があった
「ファンタジーのものは、純さん書けるんですか?」by 佐々木
佐々木さんからファンタジーという言葉に驚いた by 岡野
「ファンタジーでさえあれば、別になんでもいい」 by 佐々木
持ちかけたのは、佐々木さん
「やる気の本は、ファンタジーに置き換えやすいんですよ」by 佐々木 → 「書いてもらいたくて、そういうことを言った」→実際に読んでみて、ファンタジーに置き換えやすいことがわかった by 岡野→非常に書きやすかった by 岡野
(これまで取り組まれていた)4コマはかえって難しかったのではないか(佐々木)
ノウハウを伝えるには4コマのほうが向いていると思った(岡野)
Q.お二人の打ち合わせはどのように進めましたか?
特に打ち合わせはしていない(佐々木)
節目節目でカレー屋とかで話していた、基本的にはChatWork、打ち合わせというほどの会話ではなかったような(岡野)
打ち合わせと呼べるようなものは何もしていないかも(佐々木)
僕が勝手に原稿を描いてアップして、承認していただくという感じだった(岡野)
承認というか何か不満があったわけではない。自動的にうまくいくはずだというのがあった。何かを打ち合わせなければならないとは思っていなかったし、当初からそう思っていた(佐々木)
一度『タスクシュート時間術』をマンガ化した実績があったので、どんな風にマンガになるのかはある程度見えていた(むしろこのマンガ化のほうが「やる気クエスト」よりも難しかった)(岡野)
「描きたいように描いていい」と言ってもらえた(岡野)
「おまかせモード」感(佐々木)
Q.原作者の手を離れて興味深かった点
予想通り感が強くて、むしろ驚いた(佐々木)
「そういう意図じゃない」というところがあったんじゃないかと(岡野)
むしろ、あの通りのものを作っていただこうという意図はなかった。忠実に物語化していただかなくても良かった。興味深かったという意味では全部。本音で言えば意外さはなかった。そうぞういじょうに忠実にやれるものなのだな、と(佐々木)
もっとストーリーに突っ走っていくかと思ったが、概念に忠実で、むしろこの本が原作といってもいいくらい(佐々木)
佐々木さんの本の中に地図があったことが大きい。地図があったから外れずに済んだ(岡野)
もっとクスリが出てくるかなと思っていた。RPGによく出てくる薬物系、色の付いた飲み物系。MPを復活させるクスリみたいな。一切出てこなかったのが意外(佐々木)
一つ後悔したことは、やる気をMPに置き換える(描写)を入れ忘れた。(岡野)
当然出てくると思っていたが出てこなかったのが意外(佐々木)
忘れてたんですw。描き直したくなったが進んでしまっていたので「もういいや」と。また別の機会で考えます(岡野)
クスリは難しい。一発で回復するとなるとストーリー展開のバランスが崩れやすくなる(佐々木)
やる気クエストでは「睡眠」を使った(岡野)
Q.ブログ、メルマガ、noteを執筆継続にどう役立てるか
執筆のペースメーカー、マイルストーンがあったほうが続けやすいと気づいた(岡野)
最終的にはメルマガに落ち着いた。KDPセレクト(印税が高くなる)を使いたかったので ← 別の場所で公開していると使えなくなる(のでクローズドなメルマガで先行公開することにした)(岡野)。
本当はブログにも出したい。今後はKDPセレクトの有無も含めて検討したい。(岡野)
Q.純さん、佐々木さんは、どの登場人物に近いか?
やる気クエストパーティーには「デシ」な人が多い。
僕はアージリスに近い(佐々木)
佐々木さんはシーホースだと思っていた(岡野)
ブレインには共感するところは多々ある(佐々木)
魔王の正体は佐々木さんだ、という噂があった(岡野)
Q.セレベラムは変身するのか?
シーホースが変身するのでその兄のセレベラムも変身するのか、と。小脳は形がカリフラワーなので、カリフラワーっぽく変身させるのもありかな、と(岡野)
タツノオトシゴもギャグっぽくなってたかも(佐々木)
シーホースは空を飛ばせたかったので(岡野)
Q.6巻の最後のほうでアプリは知人が開発したとショウゴが言ってますが、その知人の名は・・・あの人?
ショウゴは佐々木さん。「あの人」というのはjMatsuzakiのことかと思われる。ログパッドの画面はTaskChute Cloudなので。ただ、その発想は僕にはなかった。それでもいいかなとは思うけど、イメージはこの時にはなかった(岡野)
「フレームワーカー」の主人公をこの開発者にしようと考えていたが、世界がファンタジーではなかったので描きづらかった(現在は保留中)(岡野)
Q.オーディオブック化やノベライズ、アニメ化を考えたことは?
全然考えてません(佐々木)
アニメ化は考えたことがある。テレビ局までいかずともYouTubeとかでもぜんぜんいい。「楽しそう」と想像したことはある(岡野)
誰かに勝手に作ってもらえたらいいなと(岡野)
ノベライズはスピンオフみたいな感じでも(岡野)
Q.『やる気クエスト2』は出ますか?
「1」は終わらせ方についても当初から考えてあった
書き切れていないところがある。佐々木さんの心理ハックセミナーで聞いたお話が「やる気クエスト」でカバーしようと思っていた範囲を超えている内容だった(岡野)
本にするときに切り捨てざるを得ないところがあるので、本をベースにする限り、そこは仕方がない(佐々木)
本に全部盛り込むのはどだいムリ(ビジネス書だからというわけでもなく)。なので、現状の「1」のような終わらせ方は良かった(佐々木)
セミナーで聴いた「勝算と賞賛がやる気に関係してくる」という話を入れるかどうか迷っていた(岡野)
「見通し」を厳密に定義することはできない。人が「見通し」をどう捉えているかにモチベーションが絡んでくる。
これは勝算にも通じる。「これでいける」と思っている=見通しが立っている。「見通し」は固定的なものではない(佐々木)
賞賛については、誰でもいいわけではない。報酬ひとつとっても、人によって受け取り方が変わる。社会的な文脈が入ってきてしまう(佐々木)
これはアージリスの問題、バーラインではなく。
アージリスの問題:誰のためにやっているのか、誰がどういう風に評価するのか、が重要になってくるので、話が膨らんでしまう(佐々木)
その時々の出版状況にも左右されるし、働き方とモチベーションについて書いている方面もあり、そこまで入っていくかどうか(佐々木)
佐々木さんのあの本の続編が出たらそれをもとに描きたい(岡野)
純さんはマンガを描くよりも話を考える方が好き?(佐々木)
その他
話は思いついているのにマンガを描く時間が取れないのがはがゆい。当面は自分で考えて自分で描くことを考えたい(岡野)
コミカル(メルマガ)で別の作品を描き始めているので見ていただけたら(Evernoteファンタジー)(岡野)
Evernoteの使い方だけでなく、Evernoteの思想、記憶という話にもつなげていきたい(岡野) 関連記事
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倉下メモ
やる気の本ってどれだったんでしょう?
見通しと見返り
「見る」ことの重要性→可視化がもたらすもの
「予測」が強く関係する
予測のない世界に、「やる気」は生まれるか